女神のお告げ
「俺の名はルギ。又の名を竜滅の勇者だ!」
ああいうやつ?苦手だなぁ。
「それでは、この勇者の紹介が終わりましたので、新しいスキルを覚えて貰います。」
「新しいスキル?」
「新しいスキルというのは全言語習得です。これがあれば古代文字を書いたり、話せたり、要するに全ての言語を理解することができます。」
なるほど私たちにとっては重要なスキルってことか。そんな簡単に獲得できるとは思えないけど、
「この石を使いスキルを覚えて貰います。
この円の中に入ってください。」
これとっても簡単に獲得できるやつだ。
私たちは女神様に言われて、その円の中に入った。
「それでは始めます。」
と言い、私たちは、戸惑いを隠せずにいた。勇者か。
悪くはない。この世界でやることが3つできた。
1つ、寒波の捜索
2つ、楽々浦の捜索
3つ、魔王の討伐
この3つを達成し元の世界に戻る。
女神の詠唱が終わりそうだ。
「スキル付与」
そして光に包まれた。
すぐに終わった。
(スキル付与ならなんでも付与できる気がする。)
後にこの予感があたるとは誰にも分からない。
「さて、この後は授業を受けて貰います。こちらに来てください。」
そうして私たちは女神様に言われ、入り口から右に2つ目の扉に入った。
すると目の前に私たちの世界にある大学の教室みたいな部屋がたくさんあった。
「こちらです。」
1組という札が掛けられていた。
「こちらで半年間授業を受けて貰います。まず、この世界の歴史、この世界の魔法、この世界のルール、実戦練習をして貰います。」
なるほど、勇者でも授業をするのか。だから全言語習得を先に覚えさせたのか。
歴史は気になるなぁ。
「先生はこちらの・・・」
「ホウクルです。よろしくお願いします。」
ホウクルって言うのか。
さっきから着いてきてたのは。
「では早速授業を受けて貰います。」
あぁ、こっちの世界でも勉強するのか。
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