出会い
建物の入り口に戻ってみると出会ったのは二人だった。一人目は
「お前がルシフの弟か?」
「ああ、アルスだよろしく」
「クロムだ」
『憤怒』のクロム、筋肉質でいかにも戦闘狂といった感じの見た目だ。
「お前はあいつとは、雰囲気がちがうな」
「そうか?」
「ああ、あいつと話してると信用していいのかわからなかうなる」
「それは、まあ、兄上がすまん」
もう一人が、
「妹が世話になったね、まあいつも寝てばっかしだしちょうどよかったんじゃない。イブだよ、よろしくねー」
「こちらこそよろしく」
『暴食』のイブ。確かに妹のメアとよく似た顔立ちだ。
「やっほー、私も、いるよー」
「ルナは今日はアルスの付き添い?」
「そう。それと、ヤーエス攻めのことで、少し伝えてこう、かなと」
「お、攻め方とか決まったのか」
「いや、それはまだだ。ただ、懸念事項としてあった話の大体は問題がなかったという程度だ」
「そんなことあったのか」
「ああ、まあといってもヤーエスを攻めたときに援軍で来る奴がいるのかどうかとかぐらいだけどな」
「あそこの、領主、自身を王として、扱って、横暴らしくて、友好的なところが、ない。例の勇者の時も、この世界代表的に、いってるから、余計に」
「なるほどね。ま、数が多くても強いやつがいないんだったらつまらないからな。それならさっさと終わらせて、ルシフにでも喧嘩を売ったほうがはええか」
「好きにしてくれ」
「そういえばさあ、ツヴァイの街って何かいってこなかったの?いくらヤーエスが嫌いだっていったって、近い街なわけじゃん?統治者が変わる可能性があるっていうビックイベントに口出ししてこないのはおかしいとおもうけど」
兄上はツヴァイでやったこと、説明してなかったのか。まあ、忙しかったし、あった当日はルナのことで終わっちまったんだろう。
「それなら問題ない、領主の娘をここに連れてきてるし、ヤーエス攻めの共犯にしてる。それに俺たちは一応、あそこの領主から信頼を得てるんだ」
得てるかはわからんが、まあはったりだ。
「そうそう、ローズさんは、いいひとだよ」
「ふうん、そんなことになってるのねぇ。じゃあわたしもそのローズって人に会ってみようかな。もう城にもどるでしょ?ついていってもいいよね?」
「ああ、かまわないよ」
「じゃ、クロムじゃあね。今回も、食べれそうな魔物倒したらもってきて~」
「わかった、わかった。ほんと、お前くってばっかしだな」
「メアは連れてかなくていいのか?」
「いいの、いいの。いつも一緒にいるわけじゃないし。今日はいい寝場所をさがすっていってたし」
「そうか、じゃあ戻るか」
ー----------------------
城に戻る途中でイブがこんなことを聞いてきた
「ねえ、今回の戦闘で勇者達って敵ででてくるの?」
「どうかな、カグラはでてくるかもしれないけど、まあ大丈夫だろ」
「アズサは、でて、こない、よ。多分」
「アズサって、あの女の子の勇者か。確かに、あの子は魔族の人とも一緒にくんでたりしてるから、ヤーエスの領主とは反りがあわないかもね」
話しながら街並みを見ていたけど、ほんとに建物が増えてきている。この世界の住民は持ちろんだけど、プレイヤーの店も増えてるのはいい傾向だな。ある程度ギルドに安く土地を卸して、売ってもらったおかげだ。
いままで使ってこなかったが、このゲームは一度行ったことがある街なら金さえ払えば、問題さえなければすぐに移動できるから、上手くいけば産業の中心にだってなれるな。今までは、街から追われたり、来たことがない人を連れてきたりで使えなかったけど、ツヴァイに行ったりぐらいなら使えそうだな。
「ああ、そういえばイブの武器ってなんだ」
「私の?私は弓だよ。獲物を傷つけちゃいけないからね。まあ、普通の弓はあまり攻撃力がなくて倒すのも若干時間がかかるけど、普段はメアもいるし何とかなるよ」
メアってちゃんと戦ってるんだ。
「あそこの建物、生産クランの妖精の工房の物だから。いい素材と金さえ手に入ればつくってもらえるんじゃないか」
「へえ、よさそうじゃん。あまりお金はないから少し貯めなきゃいけないんだけど」
「お金、ないの?七王、なのに」
「七王って言ったってその分野でトップってだけで攻略組みたいなレベル高くて素材たくさんもっててみたいな存在じゃないからね~。特に私たちなんて食べたり、寝たりでレベルはそんなに高くないよ、平均よりは上だろうけどね。七王の中で高いのなんて、クロムとルシフ。あとはもしかするとレビンとリリカかな」
後ろ二人はまだあってないから、機会が合えば会いたいな。
よし、城についたし、ローズを探すか。
一年ほど投稿できていない間に200人以上の方にブックマーク登録をしていただいており、驚いております!
更新ペースは遅いですが皆さんが楽しめるような作品を作っていきますのでよろしくお願いいたします!




