七王2
「そうですね。次は『憤怒』の方、よろしくお願いします」
「クロムだ。『色欲』以外の奴はやりあいがありそうだな。ここにいてやるよ」
「え、私たちも?」
「ああ、お前は喰うため、妹は寝るためだったら本気出しそうだろ」
「そうね。まあ、あなたとは戦う必要性は感じないけど」
ここで戦おうとしないなら放置していていいでしょうね。
「POWを1.5倍にする代わりに防御を1にするスキルの付与です。これ一つでメリット、デメリットが含まれているので以上です」
「俺は攻撃極振りだから問題ないな」
「え、君、極振りであの機動力なのかい?」
「この人そんなに早いんですか」
「ああ、僕はクロムの戦いを遠くから見てたけど結構な身のこなしだったよ。一人で剣士、アーチャー、魔術師の攻撃をすべてよけてた」
「把握すれば難しいことじゃねえよ。まあ、少しリアルでも鍛えてるからな。このゲームを始めたのもつええやつと戦うためだからな」
やっぱり、クロムさんは戦いのために過ごしているような人ですね。
「ちょっと待て、ステータスを振るってなんだ」
「あれ、聞いてないのかい?ランダムで金以上のカプセルの種族は初期ステータスが決まってるらしいよ。僕も実際そうだしね。まあ、ある程度までレベルが上がればステータスも自分で振るかどうか決められるらしいけどね。最後の一人は君かい」
「ノワール。お見知りおきを」
「彼は根っからの研究者ですね。主に魔物を研究しています。ただ、その研究が倫理観の欠如が見受けられ、研究自体もかなり危ないものであるので選ばれました。メリットはこの本です」
「これは何ですかな」
「あなたの実験を記録して結果をまとめるものです。あなたの思った通りに執筆してくれますよ。さらに実験ごとに項目を分けてくれるので見たいものをすぐに見れる機能付きです」
「かなり有能なものですな。では、その分の不利益も高いとみても?」
「いえ、そこまでは。ただ、ほとんどの人々からの評価が警戒になりますね。あなたが良く会話していた人たちは変わりませんけど」
「それは良かった」
さて、一応は皆様の紹介は終わりましたね。これで第一回七王会議での必須事項は終わりですね。
「次ですけど、皆様で話し合うことがあればご自由にどうぞ」
「なあ、ちょっと聞きたいことがあるけどいいか」
「どうぞ」
「俺たち七王は協力するものが多いんだよな」
「ええ、というかほとんど7人が協力するものが多いですよ。その中で誰が一番貢献度が高いかっていうのを競うのはありますが。あなたたち7人が明確な敵対をするということはないでしょうね」
「そうか。なら、ルシフ、お前の帝国を7人にするというのはだめか」
「ダメではないが、お前からそのような言葉が出るとはな。失礼だが、脳筋だと思っていた」
「へっ、勝つためには頭が必要なんだぜ。感覚で出来るバケモンもいるがな」
さすがに考えなしの人を七王にはできませんからね。
「私は問題ありませぬぞ。そもそもルシフ殿の領で研究所を所持していましたからな」
「私たちもいいよ。ちゃんとした部屋だったらね」
「僕もかまわないよー そこの人たちには迷惑かけないって約束するしね」
「わ、私なんかでよければご一緒させてください。でも、土地はあるんですか」
「ああ、街の中心部のほうはまだ空いているだろう。一応、国に残っている仲間からは中心は国政に関係する施設で固めると言っていたからな。なに、ここの皇帝がメインで使う施設だ。その地に建てても問題はあるまい」
「そういえば皆様はこれからの予定などはどうなさるのでしょうか。あ、いえ別に他意はありませんよ。気になっただけです。まあ、レビンさん、ルシフさん、リリカさんだけですけど気になったのは」
「そうだねー。残りの4人は何するかはわかりきってるよね。まあ、僕はそうだね。適当にすごすよ。面白そうなことに首突っ込んでかき乱してこうか。もちろんゲームを崩壊させない程度にね」
「私はいつも通り、誰かとパーティー組んでいきます。それか、皆さんのお手伝いなどをさせていただければ。いろいろと皆さんのことを知りたいですし」
リリカさんの話を聞き、私を含め全員がルシフさんのほうを向きました。
「それで、ルシフは何をするの?」
「ああ。これからはしばらく国を安定させるだろうな。まあ、その後は・・・」
そう、何をするか言いかけたときルシフさんは何かに気づいた様子でレビンさんに向けて、何かを否定するようなジェスチャーを。ああ、動画を止めろというわけですね。
「で、何をするかだったか。まあ、ヤーエスを攻め落とす」
「は?今なんと?」
「だから、ヤーエスを我が帝国の地にすると」
皆様そこまで驚いていらっしゃらないようですね。
「わかりました。これにて第一回七王会議を締めさせていただきます。皆様、これから帝国に行くとのことなので、木陰の林の外に転移させていただきます」
皆様が転移された後、私はただ一人七王の間にある扉から外に出ていきました。
「彼らが起こす波紋は他の異人をまきこみ必ず大きくなるでしょう。それがこの世界にどのような影響を及ぼすかはわかりませんが、願わくばより良い世界を作ることを頼みます」
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その後
サルマ「私一人で司会進行したの初めてだったんですよ。なのになんですかあの癖の強い方たちは一人ならともかく7人はきついですよ田中さん!」
田中「まあね、今回はできたんだし他のAIもこういうのはやり始めたしね」
サルマ「ならやってみますか、あの7人をしきるのを」
田中「・・・・・・頑張ってね」
サルマ「田中さぁぁぁん、酷いです!」
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