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顔合わせと面倒事

 「そのカリンさんはどこにいらっしゃるのですか」

 「さあな、今連絡してみる」


 


 『あ、アルスさんですか。どうかしたんです?』

 「いや、さっき国に戻ってきてな。それで少し顔合わせをしたい奴がいるからちょっとな。今、執務室にいるから来れるか」

 『そうですかわかりました。今行きますね。いつも通りならもう少しで百地さんがログインするので、フレンドチャットに連絡しておきますね』

 「おう、頼んだ」


 これで俺たちだけで決めれることは決めれたかな。道の破壊方法なんてどうやって道を作るかも決めていないのに考えるのは無理だし、兵については兄上がヤーエスでぶつぶつ言ってたから考えているのだろう。


 「そうだ。ナハ、住民の把握って出来ているのか」

 「いえ~まだ高い階級をもらっている方はいませんのであまり」

 「それならそれだけは早めにしておいたほうがいいんじゃないか。住民にはしっかりと税を納めさせ、その金で警備隊をより強固にして住民を守るぐらいはしておいたほうが町の治安向上につながるだろうしな」

 「そうですね~」


 「お待たせしました!あなたがローズさんですね。私はカリンです。お話はルシフさんたちから聞いてますよ」

 「これからお世話になると思うのでよろしくお願いします」

 「こちらこそ。ただ、私と後から来る百地さんも冒険に行くので、たいていここにいるのはナハさんですけどね」

 「え!ナハさんは来訪者ではないんですか」

 

 俺たちが作った国だから、普通は初期のトップはプレイヤーだけだって思うよな。ナハは街から逃がしてここに連れてきたわけだから本来ならここにはいなかった存在かもしれないし。ただ、ここでナハが執務をしてくれてなかったら俺たちはしばらくは冒険いけなかっただろうな。


 ローズのことは百地が来てからまとめて話せばいいな。先にカリンに聞いておきたいことがあるからそれが先だ。


 「そういえば、ここら辺の敵が強くなった理由ってわかるか」

 「いえ、正確には。ただ、強くなったのは人が多くなってからですね」

 「人が多くなると魔物が強くなるのか。いや、それだと町の周りが魔境になるな」

 「アルス様、カリン様。確かに人が多くなると魔素の量が多くなるため、強い魔物が発生します。しかし、通常の町は魔素を薄める魔道具を用いて強い魔物を発生するのを抑えています」


 それで強敵が現れるのが防いでいるのか。ただ、大きいところは魔素の希釈を抑えて少し強い魔物を呼び寄せて、いい素材を町の近くで回収できるようにしているらしい。ただその調整をミスると魔物につぶされるから余裕のあるレベルにしているようだけど。


 「ただそれはしばらくの間は絶対に無理だろ。作り方もわからないからな」

 「そうですね。やっぱり、塀の強化が急務でしょうね」

 「ああ、兵の強化が必要だろうな」

 「それなら高さを上げたほうがいいんでしょうか。それとも硬くすべき?」

 「は?何言ってるんだ。どちらもできないだろう。やるべきことは統率力と機動性の向上だ」

 「壁に統率力と機動性を求めるのですか。壁をゴーレムにしない限り無理ですよ。いつかできるかもしれませんけど、現状は夢物語ですよ。真剣に考えてください」

 「え?」

 「私、変なことを言いました?」

 「ああ、俺が言ったのはソルジャーのほうだ。ウォールのほうじゃない」


 いくつか思い違いがあったが、とりあえず町の防衛能力を上げなきゃいけないのは絶対のは確かだ。できることからやっていこうか。


 「お待たせいたした。百地零ここに参上」

 「おう、百地も来たな。じゃあ、紹介しよう。こいつがツヴァイの町の領主の娘のローズでそれでここに来た経緯が・・・」


 そのまま、俺たちがツヴァイに行った後に起こった顛末をはなし、今妖精の工房の一行がここでいい土地を探しているということを話した。それとナハにローズの町案内をしてもらいに行った。これで執務室にいるのは俺とカリンと百地だけになった。


 「さて、これでゆっくり話せますな」

 「そうですね。私も一つだけ問題があり、言わせていただきます」


 ローズが報告したことは俺の頭を悩ませる本当に厄介な案件だった。


 「ボルドンに三男がいてそいつをアズサが助けたと。それで丁度ギルとキメラをけしかけているお前が見つけられたということか。さらにアズサが三男を預かっている。なんでそんな悪いタイミングが重なるんだよ。おかしいだろ」


 はあ、一番の問題は兄上が指示出したことじゃないのか。はあ、とりあえずアズサにはできるだけ会わないようにしよう。あったら絶対に面倒くさいことになるな。


 「なあ、お前たちはどう思う」

 「どう、とは」

 「三男だよ。これからどう扱うべきかだ。下手に扱うと勇者と完全に敵対することになるぞ」

 「そうでござるな。ただ、それを命じたのはルシフなのでござろう。ルシフ殿に任せるほかないのでは」

 「そうですね。それまでは客人、にしては三男は私たちにいい感情を持ってないでしょうね。しばらくはアズサさんに持っていてもらったほうがいいでしょうね」

 「そうだな」


 はあ、面倒ごとしか起こらないな。

ある程度落ち着いたのでまたちょくちょくかけると思います。

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