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救援

7月、8月は多めに上げれると思うので頑張ります。

 さてさて、隠し部屋にはなにがあるのかな。 壁は木製か、他のところが石で出来ていたことを考えると、ここはばれる可能性を考えていなかったのか、それとも石造りにしきれなかったのか。適当に調べていても誰も出てこない時点で、前者なのは確定的だが。


 やはりここはあいつらにとって、宝物庫の扱いで間違いないらしい。大量の金と物が置いてある、とりあえず、金はいくらあっても困らないからな少しもらってくか。物資の方はいろいろあるが、使い道のわからないものもあるな。

 

 〈反発ボール〉 魔力をこめると反発力が高まるボール。魔力をこめすぎると異常な軌道を描いて跳ねまくるので気を付けなければいけない。それは鉄で殴られたほどの衝撃を持つという。


 こんなの何に使うんだ?まあ、面白そうだから持っていくか。他にも、魔力をこめると爆発性を持つ魔弾を発射する魔道具や魔力を照射する魔道具そして、大量の武器、宝物等、多くのものがあるけどこれは全部持っていけないな。魔道具は持っていくとして、残りのものは強そうなものと高そうなものだけ持っていくか。


 そういえば、ザルドが財務官とつながっている可能性があるって聞いたな調べておくか。ここ最近は失敗続きだから、少しは役に立つことを見せておかないと。 

 ふむ、見える範囲で証拠になりそうなものはないな。あとあるとすれば壁の裏とかか。木製だからはがしやすいだろうし、なにより隠しやすい。


 事実、俺の予想は半分は当たっていたというべきだろう。隠していたのだが、問題はその隠し場所であった。


 「ここにはないかなぁ。あとはこの箱の裏か、ここのものは持って行ったから踏んでも問題はないだろうって、うわっ」


 箱が厚底になっており、空洞が生まれていたのだ。


 「いってぇなぁ。この下が棘だったら大ダメージ確定だったろうに。というか、さっきから紙がすれてる音がするな。これが記帳か」


 まあ、中身は後から確認すればいいだろう。それよりも早く助けに行った方がいいよな。兄上は斬とスアがいるから問題ないとして、カインはソロだ。騎士団の助けがあるとしても辛くなってくるのは間違いないだろうな。 一応、カインに連絡を取っておくか。


 「アルスか!余裕ならこっち来れるか」

 「ああ、今ちょうど探索も終わったところだ」

 「そうか。こっちは完全に罠だ!敵が腐るほどいやがる!俺だけなら死んで復活すればいいが、騎士団の連中はまずいからな。どうだ!来れるか!」

 「おう!すぐ行くから待ってろ」


 

 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 アルスにはまだ余力があるように言ったけど、実はいうと俺もきつい。状況に完璧に騙された気がする。大部屋に巨人族の奴がいてそいつが扉の守護者だと思い、全員で突っ込んだらそれ以外にも敵がわんさかいて囲まれるとは。なんかでっかいやつがいたらそいつ一体だけがボスかと勘違いしちまったが、そんなわけねえよな。


 さて、状況確認をもう一度しておこう。巨人族の奴が一体に下っ端がたくさんと。そしてゴーレムみたいな奴が三体か。あんな奴を動かせるのか、生産組に教えたら目の色変えて開発に乗り出すだろうな。まあそのためには倒さなければいけないけどな。


「仕方がねえ!俺は死んでも何とかなるんだ。アルスが来る前には下っ端と巨人族だけは片づけておくか」


 味方がいないと本当につらいな。いつもアズサやノエルたちがどれだけ支えになっていたことか。まあ、やれるだけやってみるか。一応俺が双剣と呼ばれるだけの力であらがってやるよ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ようやくカインのところへ着いた、この扉の裏か。中には敵と思われる死体が無傷で倒れている。規制をかけている奴がNPCを倒すとこうなるのか。敵は1体のゴーレムと手負いの巨人か。全部、カインの方を向いているからこちらを向いていない。味方もかなりダメージを食らっているように見える、カインも見た感じぎりぎりだろう。これで味方の損失をすくなく確実に仕留めるとしたあれが一番いいか。古い武器を処理出来て、吸血鬼の特性を十分に活かせるものを。



 

 まずは気づかれる前にゴーレムの隙間にもともと使っていた剣を刺す。これでこいつの動きは阻害できるだろう。物音を聞いて巨人が後ろを振り向き始めたな。だがもう遅い、俺は巨人の首筋にとびかかっている。


 「吸血鬼か。俺の首筋から離れろ!」


 ちっ、案外暴れやがるな。仕方ないこれでダウンしてくれればしなくてすんだんだが。腰に差しているレイピアを無理矢理抜いてあいつの足に刺す。たいていの奴は足のバランスが崩れれば倒れるし、こいつも例外ではないらしい。


 このまま俺は咬む力を強め、あいつの首を引きちぎった。


 「こ、こんな、死に、方をする、なん、てな…」

 

 巨人はそのまま倒れていった。何とかなったか。だけど、周りにいる奴ら全員が俺のことをヤバいやつを見ている眼で見ている。まあ、あれだけのことをやったから仕方ないか。それにしても、ああ、「なかなかに美味かった」 


 そんな声が漏れていたのだろう、あたりは敵味方問わず逃げまどっていた。こんなことめったにしないのにな、、、たぶん。


 「アルス、救援助かった」

 「おう、すぐ行くって言っただろ」

 「ありがとさん。ほら、血いるか?」

 「いらねえよ。人の血を飲まなきゃいけないわけじゃないし、味は普通の飯を食った方が美味いからな。それにお前の血は何が入っているかわからねえしな」

 「何言ってんだよ。俺の血は純粋だぞ」

 「え、純水?」

 「そっちじゃねぇよ」

 

 適当にカインとふざけていたが、まだやらなきゃいけないことがあるよな。ここにもザルドがいないなら、兄上とローズのところにいるのだろう。


 「よし、カイン行くぞ」

 「ああ、さっさと終わらせるとするか。騎士団のみなさん、俺たちは先行ってるんで準備できたら来てください」


 さあ、ザルド、お前の首をいただくぞ。

 


 


 




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