...のために
「おうおう双剣さんたちよぉ、あんたら第一線張っているらしいけど全部勇者サマのおかげだろぉ」
「そうだよな、なんだかんだ言ったってあのルシフの野郎の土地にも攻めないでよ、実力ねえからびびってんじゃねえか。俺たちの方が強いかもしんないぞ」
お、カインがいちゃもんつけられてんのか
「アルス、さっさとやること終わらせるぞ」
「ああ、面倒ごとは早めに終わらせるに限る」
「「すべては串焼きのために」」
「やあ皆さん、どうしたのかな」
「おい誰だお前って、ルシフとアルスか!双剣どうにかしろよ」
「そもそもお前って町に入れたのかよ。あとさ、どうせ俺たちはあなたたちがいうには、勇者様のおつきですから~どうしようもできないですね~頑張ってね。あれ、もしかして俺たちより強いのに倒せないんですかぁ」
「俺たちが集団でかかれば倒せるにきまってるだろ」
「まて、我らはお前たちと戦いをしにきたわけじゃない。戦うなら町の外でやれといいにきただけだ。我々はあそこの串焼きを食べたいだけだからな」
「俺たちより、串焼きの方が大事なのかよ」
カインお前は黙ってろ
「で、お前らはどうするんだ。ここらへんでやめるか我に全員撫で切りにされるか」
「ここで引けるわけがねえだろ」
「ならばお前らはここで死ぬんだな。お前らなど我一人で十分だ」
おいおい町のど真ん中で殺戮ショーをはじめる気か。依頼を達成するしない以前に、また町に入れなくなるぞ。
「おやめなさい!この町での決闘はこの私、ローズとこの町の騎士団が許しません」
あーあ、これ捕まって牢屋に入れられるパターンですかね。ローズと騎士たちはどんどん騒いでたやつらを次々と捕まえて行って俺たちの方まで来た。
「アルス様、これはどういう状況なのですか。なぜあの者どもとルシフ様が決闘を行うことになっているのです」
「それならこいつらから聞いた方が早いと思いますよ」
カインからローズへ状況の説明があり、ローズの顔がだんだんと険しいものとなっていく。
「そんなくだらないことで騒ぎを起こしたのですか。それでルシフ様がそいつらと戦うことになった理由は」
「初めは普通にここでやるのは問題だといっていたけど、あいつらに煽られて切れた。ルシフはいつもはそんなことで怒らないと思うけど、よほど串焼きが食べたかったんだな」
まあいつもこのゲームで虫ばっかり食べてたらまともな食事を食べたくなるか。虫の踊り食い、虫の丸焼き、虫を似た何か。俺は血しか吸わないからよかったが兄上に一度食わされたのを思い出したら気持ち悪くなってきた。
「今回は相手側に非があったので注意だけで済みますけど、次回からは気を付けてくださいね」
「わかった。兄上にも言っておく」
「それと私も貴方たちと一緒に行きます」
「えっ、ローズさん大丈夫なんですか。俺たちが行くとこは危険ですけど」
「私だって戦えますよ。あの時は武器を持ってなかっただけです」
カイン達に状況説明をしあとから詳細を伝えるといい別れた
兄上は少ししてから戻り、ローズに注意を受けただけで済んだ。まあこの状況でしょっぴかれても俺一人で怪しい場所にいけないからな。何があるかわかんないし。
「それじゃあ串焼きを食べるとしますか!」
「そうだな。どいつもここの串焼き屋が美味いって言ってたからな」
「私も屋台で食べたことはないので楽しみですね」
「らっしゃい!何が欲しいんだいってローズ様!?どうしたんですか」
「お気になさらず。町の人たちに聞き込みをしていたらここの串焼きがおいしいと聞いたので食べてみようと」
「ローズ様に食べていただけるなんて光栄です。で、皆様何をいただくんで?」
「私はこのホーンラビットの肉をいただけますか」
「俺はウルフの肉でいいかな」
「我はこのホワイトボアの肉をいただこう」
「へいよ。すぐできるから待ってな」
店主は手際よく肉を焼いていくが、とても肉のにおいがよく冒険者たちがうまいうまいというのもうなずける。
「ほらよ、熱いから気を付けな」
ウルフの肉は俺たちが狩って焼いているものとは格段に違い、ちゃんと処理されていて臭みがなくしっかりと肉の味がして美味かった。これはみんなが気に入るのもうなずけるな。
「おやじ、そういえばホワイトボアってのはどこにいるんだ」
「ええと確か、あの山が見えるか。あそこには祠があるんだがそのあたりに生息している」
用事が終わったら狩りに行くかな。
「それでは行きましょうか。徹底的に捕まえますよ」
「そうだな。お嬢様のために頑張らせていただこうか」
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