第二の町へ
ということで、森の横から街道へでてきました。そして、襲われている人がいました。なんで、こんなテンプレみたいなことがおこるんですかね。
「冒険者様!助けてください」
「兄上、行くぞ」
「まあ、待て。しかるべき報酬があるなら助けてやらんこともない」
「ええ、報酬は出しますからお願いします!」
敵は、ええと
レッドスライム『狩られ続けたスライムは怒りに燃えた。その恨み、はらさでか!』
ゴブリン 『鬼の成りそこない。繁殖力と生命値が高くてしぶとい。まごうことなきGである』
新しく見た奴はこの2体だけだな。若干、ゴブリンの解説が可哀想な気がしないわけでもないけど。残りは、ウルフと普通のスライムだけだな。
「おお、冒険者殿、助けてくれるかって魔族か!」
ああ、そういえば俺たち羽をしまうのを忘れてたな。いつも羽がついてないから忘れても仕方ないか。
「って、なんでビッグマンティスがいるんだ!」
そういえば、斬って森の奥にいる魔物だっけ。まあ、俺たちに害があるわけじゃないしな。 どんどん狩ってきますかね。
ゴブリンは、人型で剣を持ってるけど剣を振り下ろしてから、持ち上げるのに時間がかかってる。多分、あいつら力がなくて剣の重さだけで戦ってるな。 さっと避けて、そのまま頭を勝ち割ってやれば勝てるな。
「兄上、なんでこいつらこんなのに手間取ってんだ?」
「さあな、それよりもスア、レッドスライムと戦いたいのか。いいぞ、行ってきて自分は強いだって示してこい。我々は、残りの雑魚をあいてしとくからな」
スアは、そのまま地面に溶け込んでレッドスライムを倒しにいった。
というか、ウルフって森の中だから若干戦い辛いけど、街道のひらけたどころだとたいして強くないな。
「うわっ、まだいたのかよ」
「アルス、お前にとっては慢心が一番の敵じゃないか」
まだ、レッドスライムがいたのに気づかなかったぜ。こいつは見た目通り、火属性だったんだな。こいつの近くにいると、少し熱くかんじる。
「確かに、気を付けたほうがいいな。サファ、水魔法でやっつけてやれ」
「キュウ」
サファがウォーターボールを飛ばすと、レッドスライムはそのまま溶けてなくなってった。倒したのがドロップで残らないと、こういう弊害もあるわけね。
「これで、全部倒したな」
「お前ら魔族の手を倒さずとも我が護衛隊だけで倒せたものを」
「あのゴブリンで手間取ってたへたくそどもがか?お前らが倒せるならそこら辺の子供でも倒せるわ」
「何を、我々はツヴァイの町の領主様直属の兵だ。お前らなぞ入れさせてやらんからな。はっきりと覚えたぞ。堕天使と吸血鬼の二人組は入れるなと町に伝達を送ってやる」
はあ、面倒くさいな。あまり、使いたくないけど今回は言った方が早いよなぁ。
「ま、待ってください。堕天使と吸血鬼って「俺たちはアインザムインペリアルの皇帝とその幹部なんだよ。そこらのただの部下とは違うの。俺たちのところと事を争わせたいっていうなら別だけど」
あまり、権力を盾にして行動したくないんだけどな。こういうやつには立場をはっきりさせておいた方がいい。そうしないとどこまでもつけあがるからな。
「助けていただいたのに申し訳ありません。私はツヴァイの領主の娘、ローズです。先ほどの非礼、誠に申し訳ございませんでした」
「ローズ様!こんな地位で脅してくるような奴に詫びる必要などありません」
「あなたたちだって地位を使ってこの人たちを締め出そうとしたでしょう。それに私たちの町では種族の差別は禁止しています。それどころか、あなたたちがこの方々と戦い勝てる確率など恥ずかしながら、ないに等しいのですよ」
だけど、どうしてこんな弱いやつらが護衛についているんだ?
「それは私も疑問ですね。父は兵士の中でも教官からの評価が良い者を直属の護衛に選んでくださってますから」
「ふむ、そうすると怪しいのは教官か、あまり言いたくないがお嬢さんの御父上、か」
「父は、そのようなことをする人ではありません!」
「しかし、事実会ってみなければわからないだろう」
「た、確かにそうですが」
まあ、いろいろな可能性を考慮すればあり得ない話じゃないんだよな。というか、こいつらは実力としては下の方なんじゃないか?
「俺たちは、教官に金なんて渡してないぞ」
「そうだ、そんな金がそもそもないからな」
じゃあこいつらは一番下手な可能性もあるな。
「ルシフ様、アルス様。どうして私に協力してくださるのですか。私たちは、あなた様方に無礼をしたというのに」
「俺はあなたなら助けたほうがいいと思っただけです」
「我は賢くて立場が分かってるやつは対等に付き合うに値すると思うのだ。実際、あなたはそこの兵士どもと違って自分がどうすればいいか分かっているだろう」
「・・・お二方ありがとうございます」
それじゃ、さっさと町に行きますかね。俺たちは、どこ行っても何かしらにまきこまれるなぁ。
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