人員は多いほどいい
「お前は・・・レンドか。本当に来るとはな」
「おいおい、堕天使の兄ちゃんが呼んだんだろ」
レンドといえば、冒険者ギルドの解体師か。仕事とか、大丈夫なのか。
「吸血鬼の兄ちゃん、仕事のことはしんぱいしなくていいぜ。冒険者ギルドは国を差別しない。この意味わかるかぁ」
「つまり、どこにでも派遣できて俺たちと話したことのある、あんたが来たわけか」
「ご名答。それより二人とも格が上がったのか雰囲気が違うな」
「そこに気づくとは、やはり貴様は見所があるな。それと改めて言うが、我はルシフだ。こいつがアルスである。ちなみに我はこの国の皇帝であるから敬ってもいいのだぞ」
「へいへい、我らが希望の掘っ立て小屋に住んでる皇帝さん。あんたの住んでるところよりいい冒険者ギルドができるかもしれませんがいいですかい」
あ、兄上が煽られてる。あれは、兄上のプライドが許さないな。
「お前の、ギルドを作るやつらはここに住むやつらか」
「そうだな、条件次第ではここに住んでもいいやつらだぜ。と言っても住むやつは全員、冒険者ギルドの人員しかいないけどな」
「は?何をいってるんだ。我の統治する領土に住めるのだから感謝してしかるべきではないかね」
「兄上、無茶苦茶な理由を」
「無茶苦茶だと。どこが無茶苦茶なものか。我が国には優れた人材がおり、学問についても大きな門を開いている。これから発展しない道理がないではないかね。むしろ、これで発展しないという愚か者がいたとしたら、それは我の敵であると断定すべきではないか。いや、断定すべきである」
「気に入ったぞルシフ。お前の国についていくだろうなぁ、こいつらはこういう自信が異常にあって実現できそうなやつならついてくるだろうよ」
はあ、兄上のこの自信はどこから湧いてくるのかね。まあ、これで多くの住民が入ってきたな。人が増えれば問題も起きやすくなるけど、活気が出てくるし、できることの幅も広がるからな。
「ということで、レンド。お前はこれから住民二号だ。感謝しろよ」
「なんで、二番目なんだ一番でもいいだろう」
「それは兄上が、あいつを一番にしてやるって約束してたからな」
「へえ、あの下っ端みたいやろうがねぇ」
「俺は、下っ端じゃないっすよ!なんで、だれもかれもが俺のことを下っ端だというんすかね!俺は部下っすよ」
「あ、そうだ。一つ言い忘れたが、反乱を起こしてもいいが我の従魔と戦う気があるならしろ。我は反乱分子は徹底的に叩き潰すからな」
「おお、怖い怖い。気を付けますよ」
はあ、終わったか。というか、ずっと思ってたんことがあったんだけどいっていいかな。
「兄上、全員ギルドの職員ならここに住むんじゃないか」
「あ、・・・いや、毎日ヤーエスの町から出勤する奴もいるかもしれないだろ。きっとそうだ」
「ルシフさんって、どこか抜けてるところありますよね」
まあ、印象付けにはなったんじゃないかな。
「俺を第一住民にしてくれるんすよね。この国の入国申請をおせばいいんすかね」
「ああ、それでいいんじゃないか。多分、いつかはそういう国の申請ができる所ができると思うが、いかんせん人がいないのでな」
ここが国になった瞬間に一気に人が増えたなぁ。まあ、安全が確保できるからだろうけれど。だけど、冒険者ギルドはここで何をするのかわからないだけど。
「レンド、冒険者ギルドって何やってるんだ?ここじゃあ、住民がまともに来ないから何にも依頼もこないだろ」
「依頼ってのは、なにも一か所だけで受注してるわけじゃないだろ。この近辺でこなせる依頼があれば、他のところの依頼でもいいわけだ。それと、周辺の魔物の確認もかねている。しっかりと把握できれば、依頼を作りやすいし、多く発生している魔物を把握して、常時の討伐依頼もつくれるからな」
なるほどね、それなら依頼ができて人が来ても大丈夫というわけか。
「おい、アルス。ツヴァイの町が現在の最前線なんだよな」
「ああ、そうだけど」
「なら、明日でも行こう。我々の武器はさすがにつらくなってきたからな。我は、スアと斬に来てもらおう」
「ギルファムンドはいいのか」
「一番働いているからな。少し休んで疲れをとってもらおうかなと」
「そうか。俺はサファと、多分もう少しで卵が孵るからそれでいい」
「気を付けていってくださいね。私はキメラができることをもう少し調べたいので今回はお休みします」
「うむ、分かった。よろしく頼む。ギルファムンドとスカルも何か問題が起きたら助けてやってくれ」
「シャア」
「そういえば、スカルってどうやって意思相通を取ってるんですか」
「ええと、YESは鋏を1回ならして、NOは2回鳴らす。今はこれだけだな」
「へえ、そうなんですね」
「では、我々は第二の町に出発する!」
「おう!」
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