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建国



 「で、ナハの方針はどういうものなんだ」

 「学問の制限を極力しないというものでどうでしょうか」


 死霊術を極めようとしているナハらしいな。確かに、学問の制限をしなければいろいろなことが発展できるだろうな。

 

 「じゃあ、俺だな。この国を大きくするなら、しばらくは森の奥に大きくしとくべきじゃないか」

 「その理由としては、我らの国とあの町との戦闘を避けるためか。先ほどの戦いを見ればわかると思うが、ことを構えたとしても勝てると思うが」


 「あの町を滅ぼしたら、人族側のプレイヤーの活動が鈍るんじゃないか。そしたら人族があまり強くなくなる。兄上は強い敵がいなくなったらつまらないだろ」


 「・・・そうだな。例え我が負けようが勝とうが構わない。強い敵と戦えれば。弱いやつを一方的になぶるのはそこまで面白くないからな」


 よし、これで国の拡大の話は終わらせられたな。


 「カリン、どうなんだ。お前の方針は」

 「皆さん、物騒すぎますよ。人族との差をつけるだとか、土地の拡大とか、敵をぼこぼこにするとか。私の提案はこれ、人族も魔族も平等に過ごしましょうです!」


 普通、普通だがどうも腑に落ちない。


 「皆さん文句があるんですか!」

 「いや、無いがカリンは死霊魔術的なことをいう感じがしたからな。これでいいよ」

 「私はいたって普通ですよ」

 「平等をうたってる国のトップは全員魔族でござるか。平等というものはなんでござろうか」

 

 いずれ人族も増えたらトップの1人にでもなれるんじゃないかな。


 「では、国の内容を決めてこれに埋めるぞ」


 そして、俺たちは国の内容をきめて申請した。いやあ、国のことを考えるのは本当に疲れるな。しばらくは普通に冒険したい。


 『初めてプレイヤー主体の国が誕生しました

  名前 孤高の(アインザム)帝国(インペリアル)

  トップ ルシフ

  国家方針は、国の概要に書いてありますので個別で確認をお願いします』



 

 これで、正式に国として認められたわけね。


 「そういえばアルス、お前の卵はどうなんだ」

 「もう孵るころだったと思うけど。それより、二つ目の町に行かないか。平原を超えた先に町があるらしいけど」

 

 人族側のトッププレイヤーが二つ目の町「ツヴァイ」が解放されたという話を聞いたからいってみたいんだよな

 

 「いいが、二つ目の町でも我々が探されている可能性はないのか」

 「それは、無いらしいですよ。あるPKが二つ目の町を簡単にはいれたらしいですから」

 「ふむ、じゃあ我々は少ししてから行くぞ。」

 「そういえば、ステータスの確認

 じゃあ、ステータスに変化でもあるか確認しますかね。


  Lv.17

  

 HP 280/280

 MP 100/100

 POW 30

 INT 42→45

 DEF 15

 MND 30→32

 DEX 32



 〈片手剣〉 Lv.10 →  Lv.12 〈属性付与〉


 称号 『奇襲の常習犯』  『アインザムインペリアルの幹部』 


 ひどいものしかないな。


 「兄上、どうですかい」

 「うむ、我も称号が増えていた」

 「何が増えていたんですか?」

 「アインザムインペリアルの皇帝、殺戮者、人族の仇。殺戮者と人族の仇は効果があったな」

 

 そういえば、称号にはただの記念称号と効果のある称号があるといっていたな。たしか一番初めに手に入れた人はスライムをたくさん倒し『スライムキラー』を手に入れたんだっけ。確か、スライム系にダメージがとおりやすくなるらしい。 

 

 それじゃあ、『奇襲の常習犯』 もなんかあるのかね。


 『奇襲の常習犯』 正々堂々という言葉はあなたにはないらしい


   相手に発見されていない状態での攻撃が5%上昇する


 


 「殺戮者は連続キル数が多いほどPOWが上昇し最大30%まで上がると。人族の仇は人族に対する攻撃が3%上昇するが被ダメージが10%増えるか。しかし、我のDEFとMNDは低いからもともとの被ダメージが大きいからつらいな」


 「まあ、兄上は殺戮者でPOWの異常な上昇が見込めるからいいんじゃないか」

 「確かに、我にはこれぐらいのハンデなんでもないわ」


 また、調子に乗ってるな。 痛い目見なきゃいいけどね


 「私も、キメラの保護者とかいうのを手に入れましたよ」


 カリンによると、キメラをずっと生かしていると手に入れることができるらしい。序盤の敵の素材だと体の部位だと弱くて1,2戦でへばって倒れてしまうらしい。やっぱりギルファムンドのブレスがきいたのかな。 効果としてはキメラの理性が上昇しやすくするらしい。勝手に暴れ出せれても困るよな。クレーターも作りたくないし。



 「おーい、連れてきたっすよー」

 「おう、下っ端Aか。ほんとにきたって・・・えっ 連れてきた!?」

 「久しぶりだな。堕天使さんと吸血鬼さん」

 「お、お前は・・・」


 だれなんだ、このおっさん。という兄上はわかるのか?

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