木陰の林の戦い2
すごく難産でした
魔物たちの方に来たでござるが、こちらもなかなかひどいでござるな。サファは、まだ体当たりを繰り返しているだけで避けようがあるのでござるが、ギルファムンドとキメラは競うように敵を狩ってるから敵がどんどん減ってるでござる。やはり、あの時の戦闘で若干、対抗意識があるのかないのか。
というか、このままだとここは近づくのも辛いし、不毛の土地になる気がする。二匹とも毒を吐きまくっているし、サファは体当たりをミスると、そこにへこみを作ってるし、どうなるんでござろうか。拙者はさっさと逃げて、虫たちの方へいくでござるよ。
というわけで、こちらに来たのでござるが、こっちの方が地形への被害は小さく感じるでござる。そう、地形だけは。
なんというか、斬は鎌で、敵を斬り飛ばして、スカルは毒でひるませてから鋏で切りつけてくるとかいう高等テクニックを仕掛けてくるとかいう。ルシフ殿から教わったのではないか?と問い詰めたくぐらいのコンボを決めてくるのでござるよ。こちらがひどいのは人族たちの阿鼻叫喚でござる。
さてさて、拙者も何人か狩らなければなりませぬな。
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アルスSIDE
俺たちは、だいぶ奥まで来たのだが、あまり強いやつがでてこなかった。
「ほんと雑魚しかいないな」
「雑魚っていいすぎじゃないですか。ほら、本陣に近い人だから強くなってきてると思いますよ」
「カリン、雑魚を雑魚と言って何が悪いんだ。そんな弱いやつに情けもいらないし、我も必要ないからな」
「はあ、兄上そういうこと言うから嫌われるんですよ」
「傲慢だと思うなら、傲慢だといえ。我は、何と言ったって雑魚は嫌いだからな」
だから、好かれないんだよなぁ。
「カリン、兄上がすまなかったな」
「大丈夫ですよ。ルシフさんそんななこと言う割に、やさしいですから」
「兄上、ボスが出てきましたよ」
「俺は、ボスじゃないんだけどねぇ」
「エイン、お前か。楽しませてくれるんだろうな」
「ああ、俺も楽しみだよ。タイマンでいいよな」
「いいぞ。お前たちここで見てろよ」
それだけ言って、兄上とエインは駆け出して切りつけあい始めた。
「これだから戦闘狂はやってられないよな」
「そっすね」
「うわっ、だれですか。あなたは」
「うひょー、美しい方ですね、うちは部下っすよ」
「はいはい、ナンパは結構ですよ。私と戦いたいんですか」
「なんで、そんなにけんか腰なのかわからないっすけど、俺は弱いんで見てるだけっすよ」
なんか、この部下がいる理由は、エインが何かこの部下が気に入ってるかららしい。確かに、親しみやすいというか、下っ端Aみたいな感じしていいよな。
「そんなことより、ルシフさんとエインさんが戦ってますよ」
エインは、槍使いか。 あいつも、かなりの身のこなしだな。タイマンするとしたら、 近づかれる前に魔法で撃ち落とすしかないな。槍と剣だと槍の方がリーチが長いし、俺は魔法ばっかり使っていてまだ使い慣れていないからな。はあ、頑張って剣の練習もしなきゃ近接戦でタイマンの状況だとかなりつらいことになるぞ。
兄上は刀で槍をはじいて、その合間に魔法をちょくちょく打ち込んでいるがエインもその魔法を槍で打ち消している。というか魔法って武器で打ち消すことができるのね。まあきれいに突けば消すこともできるのか。
あ、兄上が一発食らった。エインのスキルで槍に力をためてぶっ放したものか。槍が赤く光っていて、槍をつく速度が格段に上がってるもんな。結構大きなダメージだったのか、かなり苦々しいかおをしている。
「えっ!」
空を飛んだっていうか、いつ〈飛行〉のスキルを手に入れたんだ。
「あの翼って、飾りじゃなかったんすね」
「滑空できたのは知ってましたが、空を飛べるとは」
俺も空を飛べるのかな。兄上にあとから聞いてみようかね。
兄上は、エインの少し上に位置して切りつけているがエインはそれをさばき切れていないように見える。
さすがに空を飛んでいる敵の相手をしたことがないのかな。
「エインさん、負けそうっすけど助けたほうがいいんすかね」
「いや、あの二人は多分戦闘に介入するのが嫌ってると思う。介入したらお前が二人に殺されるんじゃないか」
「それは、いやっすね」
そのまま、兄上がエインを押して勝ったけど、下手したら兄上が負けていたな。
「兄上、お疲れ様」
「おう、なかなかあいつは強かったぞ」
はあ、これで全部終わったか【国の創立の条件を満たしました】
・・・は




