模擬戦
1か月ほどあけてすみませんでした
さてさて、兄上はどんな従魔を手に入れたのかね。兄上のことだから将来性のある従魔たちだと思うけど
ここは虫がたくさんいたから見当がつかない。
「アルスさん、帰ってきたんですね~」
「あ、ナハか。ただいま?」
「なんで疑問形なんですか~」
「いや、それでいいのかなって」
「いいですよ~ おかえりなさい~」
どんなのがいるのかな・・・もしかしてあれですかね。あんなのいたんですかね。
兄上が従魔にしたのは、蟷螂とサソリだった。一匹はビックマンティスだと思うけどもう一体のサソリはなんだ。
殺人蠍『たくさんの冒険者たちを絶望に陥れたサソリ。その鋏には冒険者の怨念がこもっているという。
こんなの、どこにいたんだ。
「ナハ、このサソリどこにいたか知ってる?」
「これは~殺人蠍ですか~この〈木陰の林〉の奥の〈瘴気の森〉に生息してますね~ですけどこれを仲間にするのはすごく難しかった気が~するので~ルシフさんはすごいですね~」」
兄上、なんちゅう所から、なんちゅう魔物を引っ張ってきたんだ。しかし、兄上が卵を持ってきてくれるとなると生産しかすることがないな。あれ?そういえば
「そういえばカリンはどうした?」
「カリンさんは~さっきのビックマンティスの素材を使わせてもらうっていって錬金小屋にいますよ~」
「ありがとう」
錬金小屋ね。だけどあれはいつ壊れてもおかしくない掘っ立て小屋、キメラが壊さなきゃいいけど。
まあ、戦力強化になるなら痛いわけじゃないか。
「カリンいるか?」
「いますよ」
「キメラはどうだった」
「すごいのができましたよ!見てください」
あれ、前と体は変わってないな。変わったのは、爪か。・・・爪!? いままで、普通の爪だったのが
ビッグマンティスの鎌になってるとは、盲点だった。
「すごいでしょ」
「あ、ああ。だけど、こいつちゃんと歩けるのか」
「歩けますよ。カブトムシの甲羅を蹄にして足の高さを調整してるんです」
「なるほどね」
「アルスさん、私のキメラと戦ってくれませんか?」
「俺はいいけど。いいのか」
「お願いします。じゃあPvPを送りますね」
〈カリンから、PvPを申し込まれました。受託しますか〉
じゃあいっちょやりますかね。
「じゃあ、キメラ出しますね」
俺は、剣で行きますかね。 まずは、キメラの動きを見てからにするか。
キメラは、一気に近づいてきたらとびかかってきて爪を振り下ろしてきた。うわっ、結構リーチが長いな。
まあ、ビックマンティスの鎌だもんな。だけど、これなら俺でもよけて戦うことができるな。これなら持久戦にさえもちこめれば
「キメラは、物理以外もできますよ」
キメラは、口からなにかの息を出してきた。ゆっくりだから避けるのは簡単だ。だけど、
なんかずっと、触れたらまずそうな色の液が残ってんだけど。緑色で泡が立ってるって絶対危ないじゃん。
ここは一回、距離を取るべきだな。これなら、魔法か。だけど、こいつを作ったときにギルファムンドの
息が入っているから闇属性はまずいな。となると風か。竜巻は効くかな。
うん、効いてるな。だけど離れた位置にいても命中率が悪いのとあのキメラの体力がわからないから突っ込めないからMP切れが怖い。それならキメラに突っ込むのが一番いい。
俺は、キメラに切り込むがキメラもかなり器用だな。爪で剣を少し防いでくる。割合としては3割ぐらいだろうか。これだと俺が負けるな。
「カリン。俺一人じゃ勝てない」
「わかりました。今回は私の勝ちですね」
〈降参しました。カリンの勝ちです〉
PvPでは、何かを賭けることもできるが今回は必要がないからな。それどころかかける対象がないし。
「で、アルスさん。キメラはどんな感じでしたか?」
「はっきり言うと、このキメラ多分どのプレイヤーも1対1じゃ絶対勝てない。こいつは現時点で
オーバースペックだといっていい状況だと思うけどな」
「じゃあこれでいいですね。これでネクロマンサーが弱いなんて言われなくても済みますね」
俺は、兄上が帰ってくるのを待つだけだな。




