昔話に「見るなの座敷」があります。
民話に「見るなの座敷」というのがありますね?
「ウグイス女房」とか
「ウグイス長者」
「ウグイスの法華経」
というタイトルでも知られていますね。
その一般的なあらすじはこんなです。
もちろん地域によってさまざまなバリエーションはありますが、、、、、、。
『昔、ある男が山奥で迷って普段は行ったこともない森の奥深くにまで迷っていくと、
そんな山奥には不釣り合いの一軒の大きな家があった。一晩泊まっていこうと思い、足を踏み入れた。
綺麗な女が出迎え、酒やごちそうを用意してくれた。
後に女は「私はちょっと用事があって出かけますが、ここには13の座敷がありますが、
1~12までは見たければ見ても構いませんが、決して13番目の座敷には入ってはいけませんよ」と言い残して外出した。
男は障子を開け、それぞれの座敷に入ってみた。どの座敷もこの世のものとも思えないほどの、見たことも無いような、様々な美しい景色が広がっていた。
最後に13番目の座敷が残されたが、
今までの12の部屋の景色の素晴らしさを思うと13番目はには、どんな、すごい景色が広がってるんだろう
男はどうしても見たくなり、我慢できずに、障子を開けた。
すると、、、
そこはただの野原で、梅の木が一本生えていてその枝には、ウグイスが一羽、鳴いていた。
ただ、、それだけ景色だった。
だが、ウグイスは男を見ると、一鳴きで鳴くのを止め、どこかに飛び去ってしまった。
そして入れ替わりに、先ほどの女人があらわれて、『見てはならぬという座敷を見てしまいましたね。
じつは私はウグイスの化身です。法華経100万弁の行の誓いを立てて、だれにも見られぬように
ホーホケキョ(法華経)と、鳴いていたのです。それがあなたに見られてその百万弁行も
水の泡と消えてしまいました。」そういうと、女人はすーっと消えてしまった。
するとそれとともに大風が巻き起こり、、お屋敷はあっという間に消え去り、
あとには何もなく、男は何もない森の中で、ぽつねんと、立ち尽くすだけだった。』
この御話し。
じゃあ、約束を守って見なかったらどうだったというのか?
というのが私の素朴な?疑問です。
ところで、、
じつは
この民話のある、バリエーションでは
律儀にも?
約束を守って
見なかったというパターンもあるんですね。
で?どうなったか。
それはこうなるのです。
12番目までの部屋を見て
13番目の部屋は開けずに我慢して、、
男が待っていると
やがて、、
女人があらわれて
『あなたは約束を守りましたね。おかげで私は。法華経の行を果たせて
ウグイスという畜生の身分から、菩薩の位に転生できたのです。
ありがとうございました。』
と言って、金銀財宝の入った大きな葛籠を
くれて家屋敷とともに、消えて行ったというのです。
気が付くと男は
何もない野原で葛籠を背負って立っていたそうです。
その葛籠を持って帰り
男は
早速開けてみると?
中には金銀財宝がどっさり入っていたのでした。
男はたちまち、大金持ちになったのでした
世間ではこの男のことを
ウグイス長者と呼んで語り伝えたのだそうです。
さてあなたならどっちの道を選びますか?
見るな?と言われれば言われるほど見たいという人間心理に従うのか?
(その代り、お宝葛籠はもらえませんよ、)
それとも見ないで我慢して
お宝の葛籠をもらってウグイス長者になるか?
その選択はあなた次第ですよ。
老婆心ながら
さて。
私はどうするかって?
13番目の観るなといわれる部屋も見るなと言われれば言われるほど見たいし、、?
といって約束守ってみなければお宝のつづらがもらえるとはまだその時点では知らないのだし、、だったら好奇心に負けてみちゃうかもね?
その時点ですでに見なければ
いずれお宝がもらえるよ。。。って
わかってたら
誰だって見ないでがまんするでしょ?
さあ?
私は
どうするでしょうね?
まあ大きく考えるなら
人生ってもんも
こんな、、先行き知らずの、、
結果のわからぬような?
決断
二者択一の
連続ですよね?
たとえば、、
進学とか、、3つ合格して、、、
G大学に入学してから、、 ああやっぱりF大学にしとけばよかったなあとか、、ありますよね?
就職とか 入ってみたらとんだブラック企業だったりして、、
結婚とか
まさにその選択の修羅場?でしょ?
どっちにするか?
ブスだけど心が優しいH子にするか?
美人だけど意地悪なK子にするか?
さあ
究極の選択?
あなたはどっちにしますか?
ええい
一か八か
こっちにしとこうと。