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聖王記~召喚された勇者の自由旅~  作者: 悲出不 タケシ
ラブ男時代の終わり ラヴォーの始まり そして旅
7/10

7話 技を一度見ると覚える能力をもらったが現実は過酷

ランド視点とナジャ視点の日という感じで

俺ことランドは今二日酔いでダウンしている


俺は昨日の昼にシルバーランクが一流と聞いて、その日の夜、酒を飲みながら昔を思い出していた、ランドは元々はソロの冒険者で4年前までカッパーランクだった、チェロード国のカレチ町でアイアンランクからカッパーランクに上がるランクアップの試験官をした時の事を


俺は試験官という役割より金が欲しいと言う理由ともう一つの理由でその依頼を受けていた、ソロで稼ぐのに限界を感じていたので試験官という裏切られることのない立場でチームというものを観察しようと思っていたからだだが、


俺の予想は外れて試験を受けたのはソロでしかも魔物使いでスケルトンを連れていた、俺はがっかりしていたが、そいつはやる気十分だったので腕を見る時に叩き潰して依頼失敗にしてやろうと思ったら思ってたより実力があったので依頼で稼ぐ事に予定を変更した


俺はそこで始めてガーズリーと出会ってしまったそして俺は死を覚悟した、俺が諦めたにも関わらずアイアンの奴が必死に防御して耐えていた、俺もそのまま逃げても死ぬだけなので手を出そうとすると、「試験だから手を出さないで」と言わんばかりに


「ダメです、ランドさんこれは俺の獲物、いや俺達の獲物です」と言われて俺が止まってすぐに、ガーズリーより格下のスケルトンが横から強烈な一撃で仕留める所を見てしまった、そしてそこで俺は毛皮の硬い敵に体全体を使った強力な突きの有用性に気づかされた、


それに自分の弱さ武器の使い方の悪さ色々を考えた結果俺のソロへの限界は甘えだったことを知り、甘えを知った上で改めて仲間が欲しいと思った、


そして、この時の稼ぎで装備を一新してソロでの自信を砕かれた俺は都に行きシルバーになり仲間を集めようと考えていた、が世の中そんなにはうまくいかずシルバーになったが依頼はカッパーランクの依頼しか出来ず、シルバーランクの依頼へは臨時パーティでのみの参加で本当の仲間に巡り会えずうろうろしてたら気づくとフルネイス王国に来ていてそこで組んた臨時パーティで依頼失敗の上に俺だけが生き残り借金をしてしまい、今は奴隷にまで落ちた


この間のガーズリー狩りは俺にとって正に俺にとって仲間と一緒の狩りだった、俺があの時のスケルトンの役割をして、リリーとジョンに注意を引きつけてもらい初めて自分で止めを刺した、パーティを組んだこともあったが自分が率いて戦ったことも無かった、


色々あったが仲間のありがたみを感じていた、しかも奴隷なのに自由だし今が一番冒険者をしていると実感していたが嬉しさのあまりに飲みすぎて


結果、俺は二日酔いと戦っている






私ことナジャジャには皆には無い特殊能力がある


転生特典だ相手の動きや技をコピーできる、けど汎用性に乏しい、例えば技を見てコピーしても同じ動きしか出来ない、むしろ同じ動きをしてる間は他の動きができない魔法の類はまだ魔法のコピーだから動きが制限されない


だけど、右ストレートや石投げなどは同じ動き同じ軌道でしか出来ない、しかもコピーをしたときの構えと重なった時に自分の意思で発動させようとしなくては発動出来ない


ただこれの凄いところは実際物がなくてもいいってところだ石投げは石を持ってなくてもコピーした時の石を持った形を再現して発動したら発動した瞬間持って居るし当てたあとは消えるので証拠は残らない


ただ何度も言うが同じ軌道で同じ投げ方しか出来ないから確度を変えるとかは出来ない向きと構えを決めたらそのまままっすぐ、方向変換も軌道変更も出来ない


ちなみに私の前世の名前は鈴木愛子、愛子の愛の字を英語にして私は、愛子ラブコと呼ばれていた


そして今世ではナジャジャだ私は前世ではこの能力が欲しかったのかもしれないが普通じゃないために仲間に裏切られて今は奴隷、私は普通になりたいんだ普通に


そう思っていた私はラヴォーに弓の動きをするところを見られてしまった、弓はまだ出現する前だったから良かったが、これからの生活を考えると私は色々気をつけて生活しないといけないのだが、動きを忘れても困るのだコピーは形を覚えてないと使えないから、忘れないようにコピーした動作を暇なときに何回もやっている


今使える技は名前じゃなく動作を覚えているため正確には名前は無い


剣術の動作を数種類

弓術の動作

魔法の動作

石投げの動作

槍投げの動作


敵から技を覚えることができると思っていたのだが同じ動作っていうのがネックだった全体で捉えるとまず動作を真似ることが出来なかった、人間に似た魔物はほぼ居ないし猿は魔物だとほどんど人前に出てこない上に数も少ない


私は全然戦えないわけじゃないが特殊能力は仲間を信用するまでは使えないし困ってしまう、私は普通の冒険者だ、今は奴隷だけど普通の冒険者それを目指して


「頑張るんだ」


私は思わず声に出してしまった

今は、ラヴォーの指示で二日酔いになっていない、リリーとアイスと共に買い出しに来ていた


「どうした?」


アイスに尋ねられたので咄嗟に


「今まで道程で活躍できなかったからね、これからの事に気合を入れてたんだよ」


「「出来なかった?」」


私は目立たないために攻撃をしないようにしていたんだが

リリーとアイスは気づいていたようだ


「もしかして気づいてる?私が戦わないようにしてたこと」


「夜は俺もお前と一緒だったからな俺が気づくのは当たり前だろうが、リリーも気づいてたのは少し驚きだな」


「動きがいいのに狩りで一匹も倒せないなんてそのほうが不自然」


「バレてたんだ、ぶっちゃけ私の攻撃方法が普通じゃないのよ、普通の冒険者になりたいんだけどね、そのこととの葛藤で今までうまく戦えなかったんだ、これからはもう少し頑張るね」


気づいてて責めないでいてくれる仲間を信頼しないのは間違いだと思い、これからはもう少し自分を出して言ってもいいのかもしれない


「町じゃ見せられないけど今度、ラヴォーにも皆にも見てもらうよ私の変なところそれが原因で普通になりたいことも全部教える」


「そうか、まあ最初あった時に怪我があったしな、そういうのも原因の一つなんだろう、俺からすれば怪我から治って体の動きを確認してるんだろうとか思ってただけだったが」


「私はなんでもいいわ、ナジャがどんなに変でもラヴォー様もあれで面白い体質だからね、それ聞いたら、きっとナジャは自分より変な奴が居たって思うかもよ」


「ラヴォーも何かあるの?」


「まあそれは町を出てからナジャの話といっしょに聞けばいいさ、それより今は買い物を終わらそう」


アイスに言われて私たちはそのまま買い出しを終わらせて宿に帰り、


「今日は酒は無しだが腹いっぱい食ってくれ」


ラヴォーがそう言って皆満足いくまで食事をして、明日のために部屋に戻り眠った

読んでいただきありがとうございます

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