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聖王記~召喚された勇者の自由旅~  作者: 悲出不 タケシ
ラブ男時代の終わり ラヴォーの始まり そして旅
3/10

3話 ラブ男はラヴォーに改名

この世界に来て初めて城を出た


街の風景は活気が無く皆嘆いているようにも見える、俺はまず道具屋を探した、旅の装備が何もないので一時間程歩いて薄暗い路地で


「やっと見っけたぞ」


道具屋を見つけた、ので中に入り袋を見つけて適当に全部取りカウンターに持っていった


「これとあと旅に必要なものを見繕ってくれ」


カウンターに居た店主は驚いて何度も俺を見た


「こんなに買うのか、これ一個10gだぞ小さいのでも一個1gだぞ」


あれ?袋ってそんなに高いの?俺の知ってる貨幣価値だと一番高い貨幣がpで次がgだぞ


「ただの袋がなんでそんなに高いんだよ、ここ道具屋だろ」


「ただの袋じゃねえよ、大きいのが100倍収納袋に小さいのが10倍収納袋だぞしかも重さが袋の重さから変わらない逸品だぞ、しかも道具屋じゃねぇ、ここは魔道具屋だ、普通の旅したいなら雑貨屋に行け」


俺は入る店を間違えたらしい、間違えはしたが収納袋はいいな


「逸品なら買うか、よしそれ全部買うぜ旅や冒険者に必要な魔道具を10人分頼む」


「この金額聞いて買うとかどんな神経だよ、めんどくさいから12pで全部譲ってやるよ」


「袋だけでそんなにするのか?」


「袋は10gのが20個で1gが30個だ、それと灯りの魔道具を多めに15個と火起こしの魔道具に素早さが上がる指輪に筋力を上げてるくれる腕輪に殺意、敵意を色で教えてくれる眼鏡、魔力を貯められる指輪、集中力を上げるバンダナとカチューシャ、気温に左右されないマント、マントの中を適温に保つ効果がある奴だ、これだけ人数分つけて12pだ実際は14pはくだらないが全額今出せるなら売ろう」


「じゃあもう少し安くできるよな、10pだ」


10枚のプラチナ硬貨を出した、店主はそれだけでも驚いた顔をしていたが


「10枚か~厳しいな~11枚でどうだ?」


「やっぱり下げられるんだなじゃあ10pでいいだろこれが売れれば一ヶ月や二ヶ月じゃ出ない儲けだろ?」


「わかった10pでいいよ、魔道具の店に間違って入ったくせに強気な奴だよ全く」


「最初に14pで売るところって言ってたからな、定価が14とは言ってないし俺は10p以上出す気無かったそれだけだし、10pででも売れないと思ってたのに売れてる可能性はあるからなそんなに安くした気もないし、4p得をしていると思えばそんな裏事情はどうでもいいことだ」


そう言って俺は魔道具屋を後にした


「さて、次は雑貨屋に行かなきゃな道具屋探してたから雑貨屋見逃してたなぁ」


雑貨屋を探していたら奴隷商店の文字が見えた、


「俺自身が弱いからな、ここで強い奴探すのもありかもな」


俺本当に弱いからなぁ、冒険者雇うつもりだったけど裏切られるかもしれないしな


奴隷商店の中に入っていった


中に入るとカウンターに呼び鈴だけで人が居なかったので呼び鈴を鳴らした


「はい、いらっしゃいませ、当店は初めてでいらっしゃいますね、当店はどなたかの紹介でしょうか?」


紹介したものにサービスとかがあるのか一見さんお断りなのかわからないが正直に答えることにした


「ここの前を通ったら気になりましてね、どなたの紹介もないんですが、ダメですか?」


「そんなことはございません。当店は比較的裕福な平民の方から貴族様までご利用しています、本日はどういった奴隷をご所望でしょうか?」


どんな奴隷か~考えてなかったな


「そうだな元冒険者の奴隷や元兵士や騎士の奴隷、後は回復系の魔法を使える奴隷や攻撃魔法なども使える奴隷は居るか?」


「そういった者達は値が張ります、金額の上限などはございますか?」


「金額というより、強い者を用意してくれ、金額は気にしない」


「かしこまりました、こちらのソファーでお待ちください」


好みを部屋へ案内する間に聞き終えて俺は部屋のソファーで待っていた、しばらくすると部屋のドアが開いた


「お待たせいたしました、私としたことがお名前をお伺いしていませんでしたね、私はジーニロと申します」


「俺はラヴォーだ」


ラブ男は封印してこの世界ではラヴォーで通そうと決めた


「それではラヴォー様、こちらがご所望の奴隷でございます、お前達ラヴォー様に挨拶をしなさい」


「俺いや、私はシルバーランクの冒険者で武器は剣を使っている」


大男で頭は良くなさそうだと思った


「私は、カッパーランクの冒険者で主に罠解除などをしていました」


小柄な女で右足が悪いのか足を引きずっていた、大丈夫なのか?


「俺はカッパーランクの冒険者で主に弓を使っていた」


小柄ながらがっちりとした筋肉がついている男だった


「私は、カッパーランクの冒険者で主に後方支援で神聖魔法を使っていました」


結構大柄な男だった、大男よりすこし小さいくらいだ


「私はこの国ではない帝国で騎士をしていたものだ」


なんか偉そうだったが中肉中背といった感じだった


「魔法は何でも出来ます」


簡潔なのか説明が足りないのか良くわからん女だった


他にも居たが印象に残ったのはこの6人か


「神聖魔法と使えるお前は、そこの女の足を直せるか?」


「はいやってみます」


治したようで罠解除が出来る女は普通に立てるようになっていた


「そうだな大男とすこし小さめのガッチリした弓と足が治った女と治した男と魔法が使える女と帝国騎士を買おう、いくらだ?」


「彼はシルバーランクの冒険者なので20gといったところですかね、あと神聖魔法が使える男もあまり多く奴隷として出ないので13gとそれなりの金額になりますね、後は、帝国騎士が変り種で10gですね、後は1gくらいですね、魔法が使える女も本来は高くなるんですが何が使えるか教えないので金額をあげられないんですよ困ったものです」


50gを置いて


「この6人の体を洗ってやってくれあとキレイな服も着せてやってくれ、服は丈夫で町の外でも平気な奴で頼む、その手間賃を含めてその金額でいいか?」


「ありがとうございます」


奴隷商はそれだけを言ってすぐに金を数えて契約書を取り出して、部下には奴隷を連れて行かせた


「それではこちらに目を通していただいてこちらにサインをお願いいたします」


契約書には特に問題がないことを確認してサインをした


「これでいいか?」


「はい問題ございません、少々お伺いしてもよろしいですか?」


「なんだ」


「ラヴォー様はお忍びで来られた貴族様か何かで?」


「違うな、この戦争で儲けを企む商人の次男坊って所だな」


どうでもいい嘘をついてしまったが、まあいいか


「そうでございましたか、戦況が良くなったと聞きましたが、そこで何か儲けを考えてらっしゃるんですね」


「ああこれからは質の時代だ、数ではなく兵士の冒険者の質で戦争を戦う時代なのだろう、かつての英雄エイジャーは数の時代に質を活かして魔王を倒したのだろう?今この国は英雄を求めながら質より量で戦っているからな、まずは奴隷を育てて信用を取るつもりだ、次男坊は何かをしないと生き残れないのでな」


将軍に教えた戦術とは逆のことを言った気がするが木にしない森で1頭に対して10人で当たれって言った気もするが、まあ質も間違ってないだろう数で勝てないんだから


そうしている間に奴隷達が来たので


「またのお越しをお待ちしております」


奴隷商に見送られ店を出て行った


「お前ら美味い店知らないか、この街は来たばかりで知らないんだ」


奴隷達にそういうと戸惑った顔をしたが、冒険者だった女が


「ここから少し行った所に冒険者が良く集まる店があるからそこが言いと思う」


と言ってきたので


「じゃあそこに行くぞ、案内頼む」


任せてと言わんばかりの顔をして他の奴隷に私は役に立ったみたいな顔をしていた


しばらく歩くと「ここがそうだよ」と教えてくれた


「じゃあここで飯を食うか」と言って中に入り


全員座れるだけ空いていたので俺はそこに座り、全員席に座らさせた


「お前のオススメでいい全員分頼め」


「はい」


冒険者の女に注文を任せて


「皆に自己紹介をしてもらいたい、俺は皆の名前を知らないからなちなみに、俺はラヴォーだ呼び方は好きにしていい、平和な国で冒険者をしたいので仲間を探していた」


最初はシルバーランクの大男が


「俺の名前はランドだ、すこし前までチェロード国で冒険者をしていたんだがこの国に来てヘマしちまってこの有様だ」


チェロード国か行って見たいな


「アイスランだ、帝国で騎士をしていたがこの国来る貴族についてきたんだがいろいろあって今はこんな感じだ」


騎士の男は貴族に迷惑かけられたのか


「おいらはテンローって名前だ酔った時にケンカ売った相手が貴族様だったんで結果はこの有様だ」


弓には酒は飲ませないようにしよう


「私はリリーナイア、親に売られた、姉を嫁に出すのに金が足りないからって」


なんか可愛そうな魔法使いだ


「私はナジャジャ、見ての通りの冒険者だよ」


見ての通りの冒険者って見た目じゃわからないぞ、装備無いし、天然だな


「俺はジョンだ、俺もチェロード国の出身だ、昔粋がってたらこの有様だ、17歳だ、たぶんこの中で一番若いと思う」


神聖魔法で後方支援って言っておきながら昔粋がってたってことは前衛でやってた時に失敗したのか?


「チェロード国出身者が2人も居るならチェロード国にでも行くか、ここに来て失敗したならあっちで活躍してくれそうだしな」


「はいがんばります」とジョン


「チェロード国なら庭だ」と言うランド


ちょうど飯が来たので、皆腹減っていたのか無言で一心不乱に食べていく、俺も腹減ってたので食べることに集中していたが、これからのことをどう話すか考えていた


皆が食べ終えた時に


「この後は、最初に8人~10人乗り位の馬車を買って馬車を引いて旅に必要な荷物と冒険に必要なものと武器と防具を買いに行くからまず馬車を買いに行こうか」


そう言って立ち上がり、1s置いて「つりはいらないよ」と言って宿を出たが7人で14bだったので98bなのでつりは2bだけだった


目的の馬車を25gで買って、雑貨店で色々買って、寝具店で布団を何枚も買って馬車に敷き詰めてクッション代わりにした、雑貨店に行く間の短い間にケツが痛かったので何とかしてみた、布団を敷き詰めたために馬車の中は土足厳禁になったがまあ土足出来る場所と出来ない場所を作ったので


御者スペースと馬車の後ろのスペースを見張りや索敵の場所として土足厳禁エリアを寝る場所や休憩スペースにした


荷物の類は収納袋があるのでスペースが確保できている


「馬車の改造も終わったし、必要なものは買ったし次は武器と防具だな」


武器屋を目指した、布団を敷いた馬車は結構快適だった、寝具店の隣に服屋もあったので俺も含めた全員分の丈夫な服を一人上6着と下3着と下着を6着買った


7人に一個ずつ収納袋をもたれているので服と雑貨屋で買った装備品を詰めて、魔道具屋で買った装備を全員に装備させた、装備をさせてから鎧と武器を使うようになるのでそっちにあわせるために必要だった


「こんなもの貰っていいのか?」


ランドはこれがどういうものか知っていたのか俺に聞いてきたので


「それはもともと旅を一緒にする奴には渡すつもりだったものだし、それをこれから着けていくんだから、武器を選ぶ前に着けてないとあとで困るだろう、それを基準に装備を選べ」


「わかった、感謝する、いい主人に拾われたようだ」


奴隷のことを考える主人と思われたようだな、奴隷に良くするのは俺のためなんだがまあいっか


その後は順調にいくかと思ったが、騎士だったアイスは鎧選びに時間掛かり、ランドは手に馴染む剣を探していたが、それなりの値段だったので思わず


「お前ら今後の命を守るための物だからな、値段より自分が使える装備の中で、一番良いものを選べ、俺は重すぎて使えないの多いからこれでいいな」


俺は投げやり30本くらいと投げナイフを100本くらいとショートソードを20本くらいでどの装備も投げる気まんまんな感じだった


鎧も買わないで俺は一番高いローブを買っただけだった


皆も自分たちに合う装備を高くて良いものから選んでいった

金額も7人分で1pで頼むというと店の店主はビックリしていたもっと安かったようで、


「じゃあ1pになる様に投げやすい物を槍とか剣とか買えるだけくれ」


そう言うと100本ずつくらい出てきて収納袋に全部入れた


なんだかよくわからない集団になっていたが気にせずに食糧と水を買い貯めて宿も取らずにそのままチェロード国に向けて旅に出ることにした


呼んでいただきありがとうございます


これからはこんなに散財しないと思います

準備の為に無駄遣いしている感じです

7人旅ですがあまり話さない子も居ます

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