10話 バニーガールは鼻血もの
ナジャの能力の話を聞いた夜、俺は馬車に揺られながら寝ていた
馬車が止まった時に起きたがいつもの魔物だろうと、寝ようとしていると、外から声を掛けられた、何回も聞こえるので五月蝿くて寝れないことにイラついて居たので外も見ずに外に向かって五月蠅いと言った直後に目の前のバニーガールに目がいった
表現しづらいが耳が頭の上から生えていて髪の長さはショートボブと言った感じ、首の周りには首輪のような感じで黒い毛が生えていた、鎖骨が見えていてそこから見えている地肌の色がピンクで腰の曲線部分の地肌は黒く薄い毛で覆われていて胸の付近は毛が少しフサフサしてる感じで股間の部分もフサフサしてる感じだった毛の全体の色は黒かったがところどころ見える地肌の色はピンクと黒だった
顔のパーツは目は瞳が黒く眼球が赤い充血しているような感じで、顔自体は人の顔で鼻も人の鼻と同じでとても美人だったが目が怖いので+-0といったところだろうか、目の怖さで違う緊張感が増して美人というだけの緊張じゃないために落ち着いて話せる、ただの美人なら緊張して話せないだろうな
「俺に用があるのか、魔力って言われても、俺にもわからないんだ、俺の魔力は変なのか?」
そう俺の魔力にバニーガールは興味があるらしい、俺は俺でバニーガールの体に興味があるんだがそれは言わないでおこう、口では言わないが色々見てしてしまっている俺がいる
『お前の魔力は色々な匂いというか色というか混ざり合っている、そんな魔力は見たことがない』
この声は俺にしか聞こえていないみたいだ、俺だけが聞こえるのも困るけどまあいいか、混ざり合ってるってどんな感じなんだろうか
「見たことがないって言われてもなぁ、俺の特異体質みたいなんだ、魔物を倒すとその魔力が体に流れ込んでくるんだよ」
特に隠していないので普通に答えてみた
『とても変だ、汝の気配に誘われてここまで来た、最初はガーズリーやギーガル、ギービットなど一緒にいることがありえない者達が同じ場所に居るのが何かの異変かと思いここまで来たのだが、近くに来てみれば汝一人だった、一人でその魔力を放っていた、人の身でそんなこと聞いたことが無いのでな、こうして実際に会って話してみたかった』
俺の魔力は魔物の寄せ集めだったけど魔力の質というか色というかそういうのも魔物の魔力のままだったとは思わなかった俺の魔力相当モザイクな状態だな、これを自分の色に出来たら強くなったりしないかなヒーローっぽくて面白そうだし、そういや俺一応勇者なんだよな、勇気ある者なんて柄じゃないし
ラブ男こと愛夫が勇夫になったところで字が変わったくらいにしかならないよな色々考えて結局なんでこんな特異体質になったかわからないんだよな、勇者だからって言って誤魔化せそうだけど勇者ですとは言えないし言いたくない、意外と困るなこの特異体質
「俺にはわからないんだ、実際見てみて何かわかったのか」
俺にもわからないから教えてくれという思いから聞いてみた
『いや、わからないな、どうなってるのかとても気になる、このままお前を観察してもいいか』
結局わからないか、まあ仕方ないよな自分でもわからないんだからさ、それにしても観察と来たかエロいバニーガールが一緒じゃ悶々としそうなんだが馬車もギリギリなんだよなまあ寝れないこともないか、魔物とはいえなんか馬車に付いてこられると困るからな馬車に載せちまおう、村とか町でもごまかせるだろ、服とか着てくれるかな、街じゃ着ないと下ろさないってことにしたら大丈夫かな
考えがブッ飛んだ、というか俺は一緒に行くことを考えてるな、じゃあ誘えばいいか
「観察か、コソコソされるのも嫌だから、俺らと一緒に行こうか」
俺は普通に馬車に乗るぞっと言った感じで手招きした
『一緒にに行くのか、それも悪くない、いやしかし人間を信用してもいいのか、私より弱い人間に怯えてどうする私は、まあいい、よし乗ろう』
なんか色々聞こえたが、自問自答の末、納得したようだ
馬車に先に乗って手を差し伸べて引っ張り上げると同時に抱きかかえ、座席に座らせてそこで布を取り出してバニーガールの足に着いた土を拭き取る
ちょっと舐めたくなるような綺麗な足だったが、何とか自制して押しとどまる
『なにをしているのだ?』
俺の行動にというか不穏な気配を感じ取ったのか、少し警戒しているようだ声の感じが硬い、確かに少しアブノーマルなことを考えたがここは紳士に振舞ってごまかそう
「何って、お前の足が汚れているからな、綺麗にしているんだ、この馬車は寝床でもあるからな汚されては困る」
『それは済まなかった、綺麗好きなのだな、お主は』
「そうでもないさ寝るところが汚れるのが嫌なだけだ、そうそう自己紹介がまだだったな俺の名前はラヴォーで見ての通り変な魔力を持ったただの人間だ、それとここに居る奴らの主人をしている」
まあ、名前はこの世界での名前だし嘘じゃないよな
『変な魔力を持った人間をただの人間と言うかは疑問だがな、私はラグス族にして族長の娘、クローラ・ラグスだラグス族はここの森のはるか奥に生息している、私たちは魔物を糧として生きてきた、わざわざ人間を食わなくても生きていけるのだが最近どこかの馬鹿が人間にちょっかいを出していると聞いてここまで来たんだがお前を見つけてここまできたんだ』
族長の娘とかなんか勇者っぽい出会いだぞ俺、勇者っぽいことはしてないけど、魔物でも人型だと村を作ったりするってことだな、しかも知性めっちゃ高いし、いい女だし、あ、やべ興奮してきた
「今この国と巨人系の魔物が戦っているらしい巨人王って名乗ってる奴が戦争を起こしたみたいだ」
『巨人王だと、なんてことだ』
知ってるのか、なんだこのリアクションは、ちょっとちょっと人生終わったみたいな顔に変わってきてるんだが、
「巨人王だと何かまずいのか?」
『彼奴は馬鹿だ、とてつもなく馬鹿だ、普段は山を動かすとか言ってデカイ山を常に押してるような奴だったはずだ、なんで人間なんて攻めてるんだ』
さっきの人生終わったみたいな顔とこの言葉少し合ってないんだけどもしかして感情表現が人間と違うのかな、気になるけどそんなこと今聞けないしな
そんなことを考えながらクローラの言葉を漸く理解して少し言葉を失った、山を動かすとか言ってる奴が居るなんてしかも常に押してるとかもうわけわからない、そんなの誰かに踊らされてるとしか思えない
「推測で悪いがそんなに馬鹿な奴が戦争を仕掛けるってことは唆した奴が居ると見ていいのか」
『唆されたか、そうかそれならありえないこともないな、彼奴は馬鹿だし「巨人を攻める計画を人間が立ててる今倒さなきゃいつか攻めてくるぞ」とか言われただけで人間に戦争仕掛けてもおかしくないかもな』
いや十分おかしいけど、そのくらい頭悪いってことか
「もう10年以上続いてるし、今更終わりが見えないから、干渉すると厄介かもな」
『人間と巨人の戦争なのに人間は他人事なのだな」
「俺としては戦争に関わりたくないんでね他人事にしておかないと冷静では居られないでしょ」
そもそも俺の育った世界でもないからそこまで思い入れも無いし義理は果たしたからな
『そういうものなのか、私も同じかラグス族としてもこの戦争に関わる気はないし、私はお前が気になるしな』
「そうか、俺もクローラの事が気になるよ、こことか」
と触ろうとした瞬間、俺は鼻血を吹き出していた、拳が見えないどころか殴られたことさえ気づけなかった、気づいた時には俺が上を向いていて血が飛んでいたことだけだった
俺はそのまま意識を失った
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