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時の旅人  作者: impression_songflower
第3章~road is resound~
8/20

8

松本{ハァ…こんな夜中に犬とカツ丼食うなんて、ホントわけ分かんねえよ…}


そう心で呟きながらカツ丼チェーン店の自動ドアが開く、



……!!?



ガタン、


ゴトン、



女「あらまぁ、吠えなくって大人しくってお利口さんなワンちゃんだこと!

お名前なんてぇの?」


松本「…!?…」


女「それにしても坊や、ずいぶんと見慣れない恰好をしているね、

どっから来たんだい?」



ガタン、


ゴトン、



ブラックムーン

「松本、こうゆう時は会話を楽しむんだ」


小声なブラックムーン。


子供たち「知ってる!お兄ちゃんのその恰好

昔話の絵本で見たことあるよ!

確か~…え~っと…に~…、 ほ~…」


女「こらこら、みんな絵本の読みすぎね!

そんなおとぎ話の国が本当に在るわけないでしょ」


「アハハハッ」


乗客達の笑い声。



ガタン、


ゴトン、



松本「何がどうなってんだ一体!?

おい、ブラックムーン!ちゃんと説明しろよ!」



ブラックムーン

「戯言を抜かすな、小僧、ここは様々な人が行き交う異邦列車、

そして私達はその乗客、


時期に分かる…


それまで外の景色でも見て少しは気を落ち着かせろ」


松本「チッ、この豆柴が!…」


言われるままに窓の景色に目をやると、そこにはまるで遠い異国の様な、おとぎ話の様な光景だった。


一面に広がる、黄金がかった身をたくさん実らせたライ麦畑。


そのずっと向こうには綺麗な青い海。


海岸線の崖には風車小屋と、離れにある立派な灯台。




ガタン、


ゴトン、



その雄大さに目を奪われていたとき、


向こうの車両から歩いて来る男





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