表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君から見た僕は【200文字】

作者: あだぞら

 「あたしにとってあなたは、空気みたいな存在なの。生きるのに必要なの。でも、空気って当たり前の存在でしょ?だから、わざわざ感謝することなんて滅多にないのよね」

 君はそう言って、食べ終えた食器を片付けもせず、テレビの前のソファに寝転んだ。僕は黙って、君の食器を洗う。

 褒め言葉かどうかもよく分からないその言葉を思い返して、僕はふいに思った。

 たまにはおいしい空気を吸いたくなるだろうから、それまで、がんばろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 男性の潔さと、女性の無理矢理な(それでいて筋が通っているような)意見が好きです(笑) 200文字でこんなに自然な情景が描けるというのは、どうしたらできるようになるでしょうか。 こんな風に、…
[一言] こうできる彼女がひたすら羨ましい。 こんな伴侶がいるのだろうか。 今宵も黙って洗う人、それは河美子です。 神様、ご覧になってるかしら。
2010/06/16 20:22 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ