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小学生編⑧

さて、ここで話は俺が新しい塾(R塾とする)に行く前に通っていたところ(S塾とする)に遡る。


S塾は、今でこそ勢力を拡大し、大手塾へと変化しつつあるが、その頃はまだうちの地元にぽつんと一つ出来たばかりだった。


楽しいところだった。

各科目の先生にはあだ名がついていて、皆優しく、授業の合間にはいろんな怖い話や楽しい話をしてくれた。

俺はもともと人懐っかったのもあり、全ての先生に懐いていた。

みんなで楽しくゆるゆる勉強しましょう~って感じの塾だったのだ。


あぁ、塾って楽しいなぁ。先生は皆ユニークだし、面白いし、しばかれないし。

だからR塾の方も、きっと楽しいところに違いない。

なんて思ってた。


でも、そんなS塾でゆるゆる楽しくやってたもんだから、事件は起こったのだ。


ーーーーーーーーーー


話を戻そう。


俺は、小学5年になる前の春休み。ちょうど春期講習をやってるころにR塾に入塾した。


初めの頃は楽しくやれていた。

新しい友達もできて、その小2の頃からの友達(『隼人』という名前にしておこう)とも、仲良くやってたし、勉強に支障も出なかった。


しかし、R塾に通うことになって3回目の授業の時、ついにことは起こった。

科目は算数だった。


算数の先生はとってもユニークな人だった。

かなりガタイのいい方で、でっかくて、面白い先生だった。


授業中にたくさん冗談を飛ばす。

白板の字を消すときは尻を左右に振りながら消す。

脇毛や胸毛などのいかにも小学生の好みそうな毛系の冗談を選んで言う。


生徒からはかなり好かれている先生で、俺もこの先生を好きになりつつあった。

ふと後ろの席のA君が話しかけてくる。


A「なぁなぁ、今日さ・・・」

俺「ん?」

A「後で・・・」

先生「H(俺)~前向けよ~」

俺「あ、はい」


注意されたので、そこからしばらくは前を向く。


・・・と。


A「なぁなぁ、でな」

俺「ん」

A「~が来たら~で・・・」


先生「H!!!!!!!!」

俺「!?」


先生はいきなり大声を出した。

怖い先生ではないと思っていたので、俺は状況を把握するのにしばらくかかった。


先生「お前、前向いとけ言うたやろおおおお!!!授業聞かんのやったら外出とけええええ!!!」


声を荒げながら先生が近付いてくる。


俺「いやです!!!」

先生「オラっ立て!!」

俺「いやです!ごめんなさいいい」

先生「出ろやっ!オラッ!立てコラ!帰れ!」

俺「ごめんなさいいごめんなさい」

先生「はよしろや立て!オラ!出ろ!帰れや!!」

俺「ごめんなさい!すいません!ああああああああ」


先生が俺のTシャツを引っ張る。

教室の後ろの方に座ってた俺は、先生に無理やり立たされ教室中を引きずりまわされながら、強制的に教室の外に放り出されてしまった。

泣き虫の俺は、教室の外の廊下にへたり込んで、大泣きした。

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