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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第67話 最後の押し込み

尾張の平原での戦闘は最終局面を迎える。

安土軍の最終攻勢が迫る中、七条久貞と兵、民の盾は全力で防衛に立つ。

理念と民を守る覚悟が、今まさに試される。

尾張の平原は朝日の光に照らされ、血と泥が混ざった大地が戦場を覆う。

安土軍は最後の押し込みを開始し、赤甲冑の兵たちが前線に突進する。


「殿、敵が全力で攻めてきます!民が危険です!」

真澄の声が戦場に響く。


久貞は短刀を握り、盾の列の中央に立つ。

「盾は民を守るためにある。退くな、前に出ろ!」

兵たちは疲労に喘ぎつつも、民を背に盾を前に押し出す。


敵の槍兵と弓兵が集中攻撃を仕掛け、戦場は嵐のような混乱に包まれる。

久貞は短刀を振り、民の背を守りながら、裂けた戦線を補強する。

右翼部隊と中央部隊も連携し、敵の側面を突く反撃を開始する。


焦土と化した平原に、血と火花が交錯する。

民は恐怖に震えながらも盾の後方で支え、戦線はぎりぎりで保たれる。

久貞は冷静に次の指示を飛ばす。

「我らの盾は理念と民を守るための壁だ。揺るぐな!」


敵の押し込みは激烈だが、七条の盾は揺るがず、民を守り続けた。

平原に朝日が差し込み、血で染まった大地に希望の光が差す。

七条の盾は最後の押し込みを乗り越え、戦局に微かな均衡を取り戻した。

最後の押し込みを耐え抜いた七条久貞と兵、民の盾。

戦局は依然として混迷するが、戦場で示した結束と覚悟は次の局面への力となる。

次回、第68話「平原の静寂」では、戦闘の余波と尾張の平原に訪れる一瞬の静寂が描かれる。

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