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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第63話 反撃の狼煙

尾張の平原での夜の奇襲を耐え抜いた七条の盾。

戦局は再び膠着状態にあったが、久貞は夜明けと共に反撃の狼煙を上げる。

戦場の均衡を変えるため、民と兵は一丸となって戦う覚悟を固める。

夜明け前、尾張の平原には静かな緊張が漂う。

増援部隊に疲弊の影が見え始め、安土軍の士気も微妙に揺らぐ。


「殿……民と兵、全員準備完了です。」

真澄が息を切らしながら報告する。


久貞は短刀を握り、前線に立つ兵たちを見渡す。

「今こそ、我らの盾の力を示す時だ。

 民を守りつつ、反撃を仕掛ける!」


兵たちは声を合わせ、盾の列を前に押し出す。

民も恐怖を振り払い、後方から支援の声を上げる。

槍と矢が再び交錯し、戦場は血と泥の渦となる。

久貞の声が戦場に響き渡る。

「我らの盾は民を守るためにある!後ろに下がるな!」


赤甲冑の安土将が突進してくる。

久貞は短刀を振るい、民を守る盾を下ろさず、攻勢をかける。

右翼と中央部隊も久貞の指示で動き、敵の増援を分断し始める。


平原に反撃の狼煙が上がる。

血と泥の戦場に、七条の盾の意志が鮮明に示される。

兵たちの結束と民の支えが、戦局に微かな変化をもたらす。

久貞は瞳を赤旗に向け、次の指示を送る。

「盾は理念と民を守るためにある。前進せよ!」


尾張の平原に朝日が差し込み、血で染まった大地に希望の光が差す。

七条の盾は揺るがず、戦局を少しずつ反撃へと導き始めた。

反撃の狼煙は、戦局に小さな変化をもたらした。

七条久貞と兵、民の盾は、朝の光と共に再び立ち上がり、戦場を動かす力を示す。

次回、第64話「決戦の火蓋」では、戦局のクライマックスが迫り、七条の盾の覚悟が試される。

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