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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第62話 迫る夜の影

尾張の平原での戦闘は激しさを増し、七条の盾は民を守りながら戦線を維持する。

だが、夜が近づくにつれ、戦場には新たな影――敵の奇襲部隊が忍び寄る。

久貞と兵、民はこの夜をどう生き抜くのか。

夕闇が平原を覆い始め、赤い血潮と泥に染まった大地が暗闇に溶けていく。

久貞は高台から戦況を見渡し、安土軍の増援が再び配置を変えるのを確認した。

その時、夜の影から小さな敵の影が忍び寄るのを見つける。


「殿……敵の奇襲部隊です。夜の闇を利用して、民を狙っています!」

真澄が声を震わせながら報告する。


久貞は短刀を握り、兵たちに指示を出す。

「右翼に見張りを置き、民を中心に盾を再編成せよ。

 影の脅威を侮るな!」


戦場の暗闇の中で、赤甲冑の敵が隠れ、民を狙う。

槍兵は警戒し、矢が飛び交う。

民は恐怖に震えながらも盾の後方で支え、兵たちは懸命に防ぐ。

久貞の声が戦場に響き渡る。

「我らの盾は民を守るためにある!」


影の中で、久貞は短刀を振るい、民の背を守る。

敵の奇襲は一部成功するが、七条の盾の結束に阻まれ、民に大きな被害は出ない。

戦線は揺れたが、兵たちは互いに支え合い、裂けた戦線を修復する。


夜の風が戦場を吹き抜け、血と泥、煙と火花が交錯する。

久貞は冷静に判断し、次の作戦を練る。

「夜の影も、我らの盾の前では無力だ。」


尾張の平原に忍び寄る闇の中で、七条の盾は民と兵を守り抜き、夜を乗り越える覚悟を示した。

迫る夜の影は、戦局に新たな緊張をもたらした。

七条久貞と兵、民の盾は、夜を生き抜くことで戦局の安定を図る。

次回、第63話「反撃の狼煙」では、七条家が夜明けと共に安土軍に反撃を仕掛ける。

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