表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
90/100

第60話 戦局の転機

尾張の平原での戦いは限界に達していた。

七条久貞の盾は民を守るために耐え続けるが、戦局は膠着状態に陥りつつある。

そこに、新たな策と予期せぬ変化が戦場を揺るがす。

血と泥に覆われた尾張の平原に、静かな沈黙が訪れる瞬間があった。

久貞は高台から戦況を見渡し、増援の安土軍が再編される様子を確認する。


「殿……敵が戦線を一度引いています。どうやら策略のようです。」

真澄が息を切らして報告する。


久貞は眉をひそめ、短刀を握り直す。

「よし、この好機を利用する。右翼から小部隊を差し向け、敵の側面を突け。」


兵たちは疲労に喘ぎながらも、久貞の指示に従い配置を整える。

民も恐怖に震えながら後方で支え、盾の列は再び結束する。

「我らの盾は民を守るためにある!」

久貞の声が戦場に響き、兵たちは士気を取り戻す。


戦場の中央で、赤甲冑の安土将と久貞が対峙する。

久貞の指示で、右翼部隊が側面から突入し、敵の増援を分断する。

槍と矢、火花が交錯し、戦場は再び混沌の様相を呈する。


久貞は冷静に状況を見極め、戦線を維持するために指示を飛ばす。

「恐れるな。盾は理念と民を守るための壁だ。」

その言葉に兵も民も応え、戦局に小さな変化が生まれる。


夕暮れの光が赤く染まる平原で、七条の盾は揺るがず、民を守り続けた。

膠着状態だった戦局に、久貞の作戦が新たな息吹をもたらす。

戦局の転機は、七条久貞の作戦によって生まれた。

膠着していた戦場が少しずつ動き出し、次回、第61話「裂けた戦線」では、七条の盾が新たな危機に直面する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ