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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第59話 決死の前線

尾張の平原での戦いは極限に達する。

七条久貞と兵、民の盾は、増援を得た安土軍の猛攻に晒され、決死の覚悟が求められる。

前線での一手一手が、戦局と民の運命を左右する。

尾張の平原は血と泥に覆われ、戦場全体に焦土の匂いが立ち込める。

増援を得た安土軍の攻勢はさらに苛烈になり、七条の防衛線に隙を生じさせる。


「殿、右翼が押されつつあります!民が危険です!」

真澄が叫ぶ。

久貞は短刀を握りしめ、即座に判断する。

「我らは民を守る盾だ。右翼を固め、余力を使って反撃を仕掛けろ!」


兵たちは疲労の中でも盾を前に押し出す。

民は恐怖に震えながらも、盾の後方で立ち止まらずに支える。

久貞の声が戦場に響き渡る。

「我らの盾は民を守るためにある!」


赤甲冑の安土将が突進してくる。

久貞は盾の列の中央に立ち、短刀を振るいながら民を守る。

槍と矢がぶつかり合い、火花が散る。

戦場は混沌の極みに達するが、七条の盾は揺るがず、民を守り続けた。


久貞は一瞬、周囲の兵の顔を見渡す。

「皆、恐れるな。この決死の前線こそ、我らの誇りだ!」

その声に兵も民も応じ、再び戦場に意志を結集させる。


夕暮れの光が血で染まった平原を照らす。

増援の影が迫る中、七条の盾は理念と民を守るため、揺るがぬ壁として立ち続けていた。

尾張の戦場で、七条久貞と兵、民の盾は決死の前線を守り抜く。

次回、第60話「戦局の転機」では、戦場に変化をもたらす新たな作戦や策略が描かれ、戦局が大きく動き出す。

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