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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第57話 増援の影

尾張の平原での戦いは嵐に翻弄されつつも続く。

七条久貞の盾は民を守るために耐え抜くが、安土幕府はさらなる増援を送り込み、戦局を混迷へと導く。

影に潜む新たな脅威が、七条の覚悟を試す。

夕暮れが尾張の平原を赤く染める。

嵐の余波で視界は悪く、風が戦場を吹き抜ける中、遠方に新たな赤い影が見えた。

安土軍の増援が北から接近し、戦局にさらなる圧力を加える。


「殿、増援部隊です!前線を突破すれば、民が危険に晒されます!」

真澄が叫ぶ。


久貞は短刀を握り、兵たちに冷静な指示を下す。

「右翼に精鋭を送り、増援の接近を抑えろ。

 民は安全な場所に退避せよ。盾の列を二重に固めろ!」


増援の赤甲冑は力強く突進し、槍兵と弓兵が戦線を押し広げようとする。

七条兵たちは疲労の中でも盾を掲げ、民を後方から守る。

「我らの盾は民を守るためにある!」

久貞の叫びが戦場に響き、兵たちの士気を奮い立たせる。


戦場の中心で久貞は赤甲冑の安土将と対峙する。

短刀を交わすたびに火花が散り、泥と血が混ざり合う。

側面から迫る増援を押さえつつ、民の背を守る盾を下ろさず立ち続ける。


夜の闇が戦場を覆い、増援の影が不気味に伸びる。

久貞は冷静に判断し、次の一手を兵たちに伝える。

「影を恐れるな。盾は理念と民を守るために存在する。」


焦土と化す平原の中で、七条の盾は揺るがず、民と兵を守り続けていた。

安土幕府の増援は戦局をさらに複雑にするが、七条久貞と兵、民の盾は耐え続ける。

影に潜む脅威を跳ね返す七条の意志は揺るがない。

次回、第58話「平原の深淵」では、増援による圧力が最高潮に達し、戦場に新たな局面が訪れる。

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