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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
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第52話 血に染まる平原

尾張の平原は、戦火と血で赤く染まろうとしていた。

七条久貞と兵、民の盾は、安土幕府の増援部隊と真正面から衝突する。

戦局の激化と共に、久貞の理念と民の命が試される瞬間が訪れる。

尾張の平原に朝の光が差し込み、血と泥で濡れた大地が赤く輝く。

七条兵は疲労で足を引きずりながらも、盾を掲げ続ける。

民兵たちも恐怖を押し殺し、後方から兵の盾を支えた。


「殿、安土軍が側面を突いてきます!」

真澄が叫ぶ。

久貞は即座に指示を出す。

「右翼を固めろ。精鋭部隊を回して側面を守れ!」


槍と矢がぶつかり合い、戦場に轟音が響く。

火花が散り、馬の蹄が地を抉り、血と汗が混ざり合う。

しかし七条の盾は簡単には崩れない。

「我らの盾は民を守るためにある!」

久貞の声が戦場に響き、兵と民の士気を高める。


戦場中央、久貞は赤甲冑の安土将と対峙した。

刹那、両者の刃が交わり、火花が散る。

血が滴り落ちるが、久貞は民を守る盾を決して下ろさない。


安土軍は増援を次々と送り込み、七条の防衛線に圧力をかける。

しかし七条兵は連携を保ち、互いに支え合う。

民も盾の列に従い、恐怖を押さえて耐える。

戦場の中心で久貞は短刀を握り締め、心の中で誓う。

「たとえ尾張が血に染まろうとも、我らの理念は守り抜く!」


夕暮れが近づき、血で染まった平原は一層赤く輝く。

戦の終わりはまだ見えないが、七条の盾は今、この瞬間も民を守り続けていた。

尾張の平原は血と炎に包まれ、戦局は緊迫を増している。

七条久貞と民、兵の盾は、理念と命を賭けて戦い続ける。

次回、第53話「民の叫び」では、戦場での民の存在と兵たちの覚悟がさらに描かれる。

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