表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一章 影の久貞(前半)
47/100

第17話 裂ける城内

夜の城下で民衆の小さな火が広がる一方、城内でも亀裂が生まれ始める。

第17話では、久貞の命令に従う参謀と、民衆の声に同情する参謀の対立が明確になり、城内の権力バランスが揺れる様子を描く。

瓦礫の街角では、民衆の小さな集まりが夜ごとに増え、情報と物資を互いに交換する動きが活発化していた。「今夜は南東側の家々を回ろう。小さな行動でも、連鎖させれば大きな力になる」

炭火の揺らめきは弱い光ながら、民衆の希望と怒りを象徴し、街の隅々に潜む反抗の芽を照らす。


しかし城内では、久貞の命令に従う参謀と、民衆の声に共感する参謀の間で緊張が高まっていた。「将軍閣下、民の行動を制圧するのは容易ではありません」と同情派の参謀が訴える。

久貞は冷たく視線を返す。「秩序を乱す芽は必ず摘む。民の反抗は徹底的に制圧せよ」

従順な参謀たちは従うが、同情派の参謀は内心で葛藤し、城内の空気は微妙に歪み始めていた。


その夜、民衆の中から一人の知恵者が現れる。彼は暗号のように合図を送り、各路地の若者たちを指揮する。「小さくても、秩序に打ち勝つ道はある」

偶然にも、物資配給所の一角で小規模な火事が発生し、民衆と幕府兵が混乱に巻き込まれる。民衆は勝利と敗北を同時に経験し、夜の街は不安定な緊張で震えた。


久貞は城の高台から夜景を見下ろす。民の声も揺れる火も、秩序の影に押さえ込もうとする。しかし、城内の参謀たちの亀裂も、静かに夜の闇に潜む不安として広がっていた。

夜の城下では民衆の小さな火が揺れ、城内では参謀たちの亀裂が広がる。

第17話では、民衆と幕府双方の内部に動きを生み、単調な平行線を脱し、物語に大きな波を作った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ