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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第二次戦国記 第二部番外編 
26/100

第二次戦国記 登場人物辞典 ― 四朝分立・天皇系統詳録 ―

前書き(登場人物辞典・四朝分立編)


この資料は、小説『第二次戦国記』第一部および第二部に登場する

全勢力・家系・人物のうち、特に「四朝(東・西・南・北)」に関係する

天皇家とその周辺勢力を中心にまとめたものです。


本編では描き切れなかった朝廷内部の変遷や、

各天皇たちの思想・治世・文化的影響を理解するための参考資料としてお読みください。


※本作に登場する名称・人物・制度はすべて架空のものであり、実在のものとは関係ありません。

西朝にしちょう


もっとも古い正統王統であり、旧皇統を継ぐ“本家筋”。

ただし幕府・八条家による干渉が強く、政治的実権を失う。

形式上の「国家元首」として存在したが、のちに都を離れ西都・山陽地方へ遷都した。


【歴代天皇】


第1代 図俊ずしゅん天皇 ……旧皇統最後の天皇。象徴的存在に留まる。

第2代 清徽せいき天皇 ……八条家と協調。穏健派として知られる。

第3代 芳永ほうえい天皇 ……文化復興を目指し「芳永文化」を興す。

第4代 礼徳れいとく天皇 ……東朝との戦争期に在位。中立を保とうとする。

第5代 仁遙じんよう天皇 ……西朝の最盛期を築くが、戦火により都を失う。



東朝とうちょう


図俊天皇の弟・美勇天皇によって創立された東方王朝。

武門貴族や戦国大名の支持を受け、軍事国家として発展。

「武の朝廷」と称され、東国統治の象徴となった。


【歴代天皇】


第1代 美勇びゆう天皇 ……東国を統一した開祖。武人皇として尊崇される。

第2代 義澄よしずみ天皇 ……武士階級を公家化する「武官令」を制定。

第3代 誠栄せいえい天皇 ……東西戦争を激化させた治世。自ら前線へ。

第4代 澄順ちょうじゅん天皇 ……内乱を平定し、学問を奨励。

第5代 孝明こうめい天皇 ……東朝最後の天皇。死後、西朝に吸収される。



北朝ほくちょう


北陸・東山地方で宗教勢力とともに成立した王朝。

啐琢さいとく天皇が仏教僧侶の支持を受けて擁立され、「宗王」と呼ばれた。

僧兵国家として発展し、信仰と統治が一体化した独特の文化を築く。


【歴代天皇】


第1代 啐琢さいとく天皇 ……北方仏教文化の祖。僧王として即位。

第2代 明澄めいちょう天皇 ……宗教法典「北仏勅典」を編纂。

第3代 信堅しんけん天皇 ……他朝との融和を模索するが、幕府の干渉で頓挫。

第4代 真敬しんけい天皇 ……学僧出身。宗教統一を志すが暗殺される。

第5代 禅照ぜんしょう天皇 ……北朝最後の天皇。東朝に吸収される。



南朝なんちょう


南方の温暖地帯を中心に興った宗教的王権。

清澄せいちょう天皇が神託によって即位し、「神聖政治」を標榜。

神仏分離の思想を早くから打ち出し、独自の文化「南律文化」を築く。


【歴代天皇】


第1代 清澄せいちょう天皇 ……神託による即位。全国を巡幸し信仰を説く。

第2代 憲真けんしん天皇 ……神職階級を確立し、神仏分離を実施。

第3代 至誠しせい天皇 ……西朝との和睦を推進し、宗教平和協定を結ぶ。

第4代 嘉明かめい天皇 ……海洋貿易を奨励し、南方文化を興す。

第5代 弘信こうしん天皇 ……南朝最後の天皇。信仰政治を終結させる。



◇ 四朝の対立と統合


・和令元年:西朝から東朝が独立(図俊天皇と美勇天皇の兄弟対立)

・和政期:北朝・南朝が成立し、四朝時代が始まる

・和栄〜和安期:四朝鼎立。幕府・八条家・諸侯が各朝を支援

・和久末期:東朝・北朝が統合、西朝と南朝が和平締結

・和久二〇年以降:形式的に「大統朝」として再統一。実権は八条家に集中。

後書き(登場人物辞典・四朝分立編)


四つの王朝が分立し、互いに信念と理想を掲げて争い続けた二百年。

それは単なる権力闘争ではなく、「国家とは何か」「信仰とは何か」を問う時代でした。


八条家の権勢、七条幕府の興亡、そして四朝の盛衰。

その複雑な時代の息吹を一つひとつ辿ることで、

『第二次戦国記』という壮大な物語の全貌が、より深く浮かび上がるでしょう。


次章では、幕府と朝廷の狭間で新たに生まれる「令宗の時代」へと物語は移ります。

ぜひ引き続きお楽しみください。

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