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第二次戦国時代 ―令和動乱記―  作者: 足利
第一部第1章皇都炎上 ―令和動乱の幕開け―
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第1話 黒き旗、皇都に翻る

2030年、混迷を極める日本。

政治の腐敗と格差の拡大、そして終わりなき不信。

その果てに現れたのは、旧き血脈を継ぐ者たち――日本皇軍。

令和の世に再び「戦国の炎」が甦る。

全てはこの夜、皇都の空が赤く染まる瞬間から始まった。

2030年――令和の御代もついにその終焉を迎えようとしていた。

夏の終わり、湿気を含んだ風が東京の空を覆う。

街は一見いつも通りに見えたが、人々の表情には不安の影があった。

ニュースでは連日、各地で発生する爆破事件や通信障害、政府施設へのハッキングなどが報じられている。


その中心にいるとされるのが、突如として現れた謎の武装組織――

「日本皇軍」。


彼らは“国家の再建”を掲げ、現行政府の打倒を宣言していた。

もとは国内外の退役自衛官、民族主義者、失業した若者たちが集結して結成されたと言われる。

だがその内部は、単なる過激派とは異なっていた。

統率は厳しく、思想は一貫している。

そしてその中心に立つ男こそ、本作の主人公――

八条家太郎はちじょう・いえたろう である。


八条家は古来より京都の公家の名家に連なる家柄で、

彼自身も幼い頃から帝王学を学び、

陸上自衛隊を経て戦略家として名を馳せた人物であった。

その冷静さと決断力から「令和の関白」と呼ばれるほどである。


一方、弟の 八条家昌(はちじょう•いえまさ) は正反対の性格。

感情的で大胆、部下からの人望は厚いが、兄とは常に対立していた。

家太郎が政治的中枢を担うなら、家昌は現場の指揮官として戦場に立つ。

この二人の兄弟こそ、後に日本を二分することになる宿命の中心だった。

皇居を包囲した皇軍と、政府軍の衝突。

血煙の中で兄弟の運命は静かに動き出した。

この戦の果てに「正義」と呼べるものはあるのか。

――次章、『皇都決戦 ―夜明けの報い―』へ続く。

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