アサルコは破産ケネコットは?
2. リオ・ティント・グループ(Rio Tinto Group)
1. 企業概要
本社1
Rio Tinto plc: イギリス・ロンドン
Rio Tinto Limited: オーストラリア・メルボルン
主要事業
非鉄金属鉱山、ダイヤモンド、石炭、工業原料、鉄鉱石
従業員数
36千人
決算日
12月末日
主要関連会社
・ コマルコ社(Comalco Ltd.: 100%)
・ 豪州エナジー・リソース社(Energy Resources of Australia Ltd.: 68.39%)
・ ハマスレー社(Hamersley Iron Pty Ltd.: 100%)
・ パラボラ・マイニング社(Palabora Mining Company Ltd.: 49.2%)
・ ケネコット・ユタ・カッパー社(Kennecott Utah Copper Corporation: 100%)
・ FCX社(Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc.: 16.51%)
・ リオ・ティント・ジンバブエ社(Rio Tinto Zimbabwe Ltd.: 56%)
・ リヒール・ゴールド社(Lihir Gold Ltd.: 16.3%)
2. 財務状況(US$ million)
2002年
2001年
2000年
売上高Gross turnover (including share of JV and associates)
10,828
10,438
9,972
当期利益Profit for the financial year
651
1,079
1,507
資産Total assets
20,204
19,616
19,443
流動資産Current assets
4372
4,661
4,323
負債Total liabilities
12,742
12,440
12,099
流動負債Current liabilities
5,340
5,910
6,457
株主資本Total shareholders’ funds
7,462
7,176
7,344
探鉱費Exploration and evaluation expenditure
124
132
149
3. 主要鉱産物の生産状況
主要鉱産物の生産推移
2002年
2001年
2000年
2002年の
世界シェア
銅鉱石(000 t)
887.1
904.1
895.6
5.6 %(5位)
銅地金(000 t)
416.9
361.2
392.0
2.5 %(11位)
亜鉛鉱石(000 t)
94.7
102.5
74.2
1.1 %(19位)
金(t)
97.5
111.2
84.9
3.3 %(6位)
銀(t)
535.2
550.6
448.7
2.6 %(6位)
ボーキサイト(000 t)
11,724
11,795
11,005
7.9 %(5位)
アルミニウム地金(000 t)
795.4
765.6
692.3
3.9 %(8位)
鉄鉱石(000 t)
90,951
90,566
72,453
8.3 %(2位)
ダイヤモンド(000 carats)
33,920
26,100
17,205
27.3 %(1位)
石炭(000 t)
149,149
148,930
131,510
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1 リオ・ティント・グループは「2本社体制(Dual Listed Company)」を敷いているが、実質的な本社機能はロンドンに本社をおく、Rio Tinto plcにある。
4. 沿革
現在のリオ・ティント・グループは、出身母体を同じくするRTZ Corp plc社とCRA Ltd.社の合併により誕生したRTZ-CRA社が、97年6月に設立したものである。非鉄金属、鉄鉱石などの金属鉱業のみならず、工業原料、石炭、ダイヤモンドにも大きなシェアを持つ総合資源プロデューサーである。
1873年、スペイン・ウエルバ地方(Huelva)Rio Tinto鉱山の再開発を目的に、英国の銀行家などによってRio Tinto Co. Ltd.社が設立された。同社は、ウエルバ地方で鉱山開発、製錬事業を展開するとともに鉱石運搬を目的とした鉄道経営にも乗り出し、一時は14,000人の従業員を抱える企業に成長した。しかし、1954年にスペインにおける権益を処分し、カナダおよびナミビアでのウラン鉱山、南アフリカでの銅鉱山経営に事業の基軸を転換した。60年のリオ・アルゴム社(Rio Algom Ltd.)設立はカナダにおけるウラン鉱石の生産を目的としたものである。
一方、1905年、豪州ブロークン・ヒル(Broken Hill)における亜鉛鉱石採掘を目的としてConsolidated Zinc Corp.社が設立され、後に豪州における最大の鉛・亜鉛プロデューサーに成長した。
62年、Rio Tinto Co. Ltd.社とConsolidated Zinc Corp.社は合併し、両社の事業を整理・再編してRio Tint Zinc Corp. plc社(84年にRTZ Corp. plc社と改称)およびConzinc Riotinto of Australia Ltd.社(80年にCRA Ltd.社と改称)が設立された。
RTZ Corp. plc社はロンドンを拠点に、銅・石炭・ウラン・工業原料を対象として事業を展開、89年にはケネコット・ミネラルズ社(米国)を買収して米国における銅、石炭事業を拡大した。さらに同年、BP Australia Holdings Ltd.社(英国)の持つBP Mineralsなどの鉱物資産(BP Canada Inc.社を除く)を買収したが、これは、英国企業同士では史上最高額(US$ 4,320百万)の買収劇であった。なお、92年にRTZ Corp plc社はリオ・アルゴム社の多数権益を放棄した。
一方、CRA Ltd.社はメルボルンを拠点に鉄鉱石、石炭を対象として事業を展開、さらに子会社のコマルコ社を通じたアルミニウム事業を行っていた。
95年12月、RTZ社とCRA社の株主は両社の株式全てを保有する持ち株会社の設立に合意、96年1月にRTZ-CRA社が設立された。合併当初より、同社はロンドンとメルボルンに本社を置く「2本社体制」を敷いており、その後の組織再編(地域制から鉱種制へ)に伴い社名が変更され、97年6月、ロンドンに本社を置くRio Tinto plcとメルボルンに本社を置くRio Tinto Limitedが誕生した
2000年8月、リオ・ティント・グループはノース社を買収した。
5. 事業内容
リオ・ティント社は、鉄鉱石、工業原料、銅、アルミニウム、エネルギー、ダイヤモンド・金の6グループで事業展開している。さらに、これらのカテゴリーとは別に探鉱グループと技術グループがあり、グループ横断的に幅広く活動している。
リオティントが買い取っていました。
Sterlite Industries Indiaはインドに本拠を置く資源大手。アルミニウム・銅・亜鉛・鉛が事業の主体であり、鉱山生産から製錬を手がける。インド最大の銅生産企業。英国の資源大手Vedanta Resources傘下であり、Vedanta Resourcesグループの中核を占める。インドの鉱業主体の資源企業としては初のNYSE(ニューヨーク証券取引所)上場企業(2007年上場)。創業者はVedanta Resourcesと同じくAnil Agarwal氏。
インドの亜鉛生産大手Hindustan Zincを傘下に持つ。Sterlite IndustriesはHindustan Zincの株式を約65%所有。また、Vedanta Resources傘下のVedanta Aluminiumの株式も29.5%所有している。
鉱山生産部門の主力鉱山はオーストラリアのMt Lyell鉱山。銅製錬においてはMt Lyell鉱山からの銅生産量(精鉱量)のみでは製錬の原料としては十分ではないため他企業から精鉱を仕入れて製錬を行っている。
2008年6月に銅部門の強化のため、米国の銅大手Asarcoの破産に伴いAsarcoの資産の取得を発表。
Sterlite Industriesの2008年3月期の銅生産量(電気銅)は約34万トン。
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