ポイントクレクレ後書きについて
いきなりですが、皆さんは小説を読むにあたって何を重視していますか?
どんな小説が「いい小説」だと思いますか?
これには、もちろん一人ひとりにそれぞれの解答があるかと思います。
私は、「どれだけその小説に没入できるか」を、最も重要なものと考えています。
小説とは、たとえフィクションであっても、「他人の人生を追体験するもの」であり、その行為は何物にも代えがたい尊いものだと思います。
だからこそ、小説を読みふけっているときは、その他一切を忘れて、作品世界に浸っていたいのです。そして読み終わったあとの充足感であったり、感動であったり、あるいは胸に残るモヤモヤであったり、心をえぐられるような喪失感であったり、とその読後感までが作品の一部である、とも思います。
いやいや、大げさすぎる、とツッコミを受けそうですが、こんなちっぽけなエッセイにも目を留めてくださった読書好き諸兄には、共感を得られるのでは、と勝手に期待してます。
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さて本題ですが、そうした没入感、読後感と対極にあるのが「ポイントクレクレ」ではないでしょうか。せっかく小説を楽しんでいても、1ページ毎に末尾の★催促を見ると、その度に流れが中断されてしまい、ゲンナリしてしまいます。
もちろん、作品は作者様のものですから、どんな後書きを書こうとも、その人の自由なわけですが、「クレクレ」を頻発される作者様は、ご自身の作品の感動や余韻を、台無しにしていることに気づいていないのか、軽視しているのでしょうか。はたまた全てわかった上で「それでもこちとらランキング上位につけたいんだよ」とお考えなのでしょうか。
私個人としては、いち小説好きとして、皆様素敵な作品を生み出されているわけですから、できるだけ「作品ファースト」の姿勢を貫いてほしいな、と願っています。私見ですが、★催促の後書きを入れるなら、章の完結毎くらいが適度なのかな、と思います。