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人工言語 案  作者: ランファ
文法
1/6

語順

●SOV型

私がりんごを食べた。

日本語、朝鮮語、ドイツ語、オランダ語 (※1)

アルタイ諸語 (モンゴル語やトルコ語、満洲語など)

インド・イラン語派 (ヒンディー語やベンガル語、ペルシャ語など)

アルメニア語、ドラヴィダ語族(タミル語など)、チベット・ビルマ語派、アムハラ語、ナバホ語、ケチュア語、アイマラ語、バスク語、シュメール語、アッカド語、エラム語、ヒッタイト語などがこの型をとる。ラテン語、サンスクリットは色々な語順をとるが、最も使われる語順はSOV型である。

またロマンス語 (※2)(ポルトガル語,スペイン語,フランス語,イタリア語,ルーマニア語など)では、目的語が代名詞の場合、この語順になる。


●SVO型

私が食べたりんごを。

英語。

現代ヨーロッパでは、SOV型のドイツ語、オランダ語、バスク語、トルコ語などがこの形式を基本語順とする。

曲用 (語形変化)あるいは接尾辞により名詞に格を持つスラヴ諸語やフィンランド語、ハンガリー語などには多様な語順が認められる。中国語もSVO型であり、インドシナ半島の言語もSVO型が多い


〇SVO型の特徴

助動詞は動詞の前に置く、前置詞を使う、語順によって格が決まる。

副詞は場所、様態、時間の順に並ぶ、語順はある程度固定される。


●VSO型

食べた私がりんごを。

主にアラビア語、それ他、ヘブライ語

ヨーロッパではゲール語・ウェールズ語・ブルトン語

東南アジアではパンガシナン語・タガログ語・セブアノ語などのオーストロネシア語族の多くの言語がVSO型である。


●VOS型

食べたりんごを私が。

例えば、マダガスカル語、古ジャワ語、バタク・トバ語、フィジー語、同様に能格言語であるツォツィル語のようなマヤ語を含む。これらのは英語のような主語がない。


●OSV型

りんごを私が食べた。

この語順を使う言語の一つの例は、ナドゥブ語である。またシャバンテ語、ヤママディ語、アプリニャ語、カヤビ語などいくつかの他のブラジルの言語でも見られる。

サルデーニャでは、イタリア語を話す際、極めて頻繁に OSV を使う。

それはイディッシュ語でも稀ではなく、ドイツ語でも時々見られた。

この二つの言語においては、この語順は一般的に目的語の特徴を強調するために使用される。

この構造は、通常、以下の例のように未来時制か接続詞 but を伴うとき、英語でも現れることがある。さらには、日本語でも時折見られる。

箱を 私が 開けた。

To Rome I shall go!

I hate oranges, so apples I'll eat!

またスターウォーズのヨーダの話す英語がそれ


●OVS型

りんごを食べた私が

目的語-動詞-主語の語順が支配的に取られる言語の多くは、ほとんど南アメリカのものが占めている。

具体例としてはヒシュカリヤナ語、アスリニ語、ウラリナ語等が挙げられる。

また、OVS文型とSOV文型が併存している言語の例としてはマクシー語、アパライ語等がある。

この内ヒシュカリヤナ語、アパライ語、マクシー語の三者はカリブ語族に属するものである

またこの語順は、格標識があるため比較的自由な語順が許される言語において、目的語を強調するときにも使われる。

人工言語ではクリンゴン語がOVS型使われる。

またインターリングアでも使われる。


※1

ドイツ語とオランダ語は、SOV型だが、動詞が必ず2番にくるという規則がある。

google翻訳を使うと、

『私はりんごを食べる。』は

Ich esse Äpfel.

Ik eet appels. だが

『りんごを食べること』は

Äpfel essen

Appels eten となる。


※2

ロマンス語例えばフランス語とスペイン語では

補語人称代名詞、〔〜を/に〕という人称代名詞の直接間接目的語は動詞の前に入る。

google翻訳を使うと、

通常『私はりんごを食べる。』は

Je mange des pommes.

Yo como manzanas. とSVOだが

『彼は君に話した。』は

Il t'a dit.

Él te dijo. とSOVとなる。

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