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レスバに惨敗して憤死!?

初めまして、今日から連載を始めます。

初めての投稿で不手際などあることと存じますが、温かい目で見守ってください。

俺は今、一世一代をかけた熱い戦いに身を投じていた。


 敵は液晶の向こう、世界中に張り巡らされた網目の向こう側で俺と同じく日夜戦う勇者(クズ)だ。俺たちに時間は関係ない。朝だろうが昼だろうが、夜だろうが。食事も睡眠もおざなりに、お互いに意見を交わし合い、明日の見えない毎日を繰り返している。


 要は、インターネット掲示板で見るに堪えない醜い言葉で言い争っていた。


 相手はクソニートに違いなかった。俺は高校生、一応、ほとんど学校に行かずに2年生になってしまったが、一応現役男子高校生だ。よく教師が進級を許したものだと思うが、なんか、温情で2年になれたらしい。志望校に落ちた時点で高校に行く気はほとんどなかったが、1年の4月に早速あぶれ、ゴールデンウィークで完全にやる気をなくした。


 こんな俺でも、中学までは成績が良かった。それはひとえに両親が俺にむりやり勉強をさせていたからだろう。その人に頼り切って出来たプライドが、滑り止め高校で成績上位に入れなかった俺の心を蝕んだ。分かっている、自分のせいでこうなっている。


『そんなに高学歴なら証拠見せろボケ』


 相手は東大生だなどえらそうな口を聞いているが、どうせ嘘だ。というか、嘘であってくれ。流石に不登校児と東大生ではあちらのほうが有利だ。祈るようにパソコンに齧りつく。


 昔の歌にあった。F5キーを連打する。あいつは敵だ!


 更新された画像を素早くクリックする。どうせウィルスかケツだ。


 が、そこにあったのは、コテハンのメモが添えられた名前を伏せられた東大の学生証だった。


 こんなことあるか!? 散々争って、俺を笑うために黙れクソニートの言葉を待ってやがった!


『≫233も学生証うp』


 うpれるかボケ! こっちは落ちた有名高校騙りだぞ!


 死ぬほどむかつく。なんか息が苦しい。パソコンの隣に置いた清涼飲料水を一気に飲み干して、次のペットボトルを開ける。なんか最近妙に喉が渇く。飲んでも飲んでも、喉が渇く。苛つきすぎてめまいまでしてきた。怒りで手がしびれる。



 ……ん? 手がしびれる?


 流石に違和感を覚えて自分の手を見ると、見たことがないくらい浮腫んでいた。遠のく意識。


 待ってくれ、俺、レスバに負けて脳みその血管切れたんじゃないか。


 こんな死に方は嫌だ。せめて、風俗でいいから童貞を卒業してから死にたかった。


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