天然危険人物ってどういう意味ですか??
初投稿しましたが急展開な完全なる自己満足な作品ですので御不快に感じる方も居ると思われますのでご注意ください。海よりも深く広い心でお読みいただきたいと思います。
ジメジメとした梅雨の時期に仕事の量が減って暇になってきた日の午後3時に今日の仕事は終了だと社員の連絡で帰宅途中にどうしても食べたくなったアイスを買いに近所のスーパーに立ち寄った。ついでにとばかりにお菓子や飲み物をカゴに詰め込んでやって来ました冷凍食品コーナー!!待ちに待ったアイスです!!
「アイス何にしようかな?パリチョコのアイスか濃厚バニラか・・・ミントに最中もいいなぁ~。ソーダ味も美味しそう」
アイスコーナーで悩んだ結果手に取ったアイスをカゴに入れてすぐにレジへと向かった。
買い物客はまばらなため出口付近のテーブルが空いていたのでそこにして買った物をカゴから買い物袋に移していきカゴをかたそうと回りを見たら予想外の物を視界に捉えていた。
ーーグゥゥゥゥゥゥゥゥゥン~~~ガッシャン!!ーー
アクセル全開で店のガラスを突き破って軽自動車は私に向かって突っ込んできた。出口付近のテーブルにしたのがそもそもいけなかった。理由?だってさ全面がガラス張りだよ?しかも出口付近の所だけが綺麗な透明のガラス張り!しかも枠無し!遮るものが一切無いんだよ!
運転席には驚愕という表現がぴったりな顔したお爺ちゃんと助手席には泣きそうな顔したお婆ちゃんも一緒でした・・・そして人間って不思議だね~
『あっこれダメだわ死んだな』
って直感的に悟る冷静さと常人とは思えない動体視力があるだね。だってさ突っ込んで来る車の運転手さん達の顔をしっかり確認してたんですから意味もなく2回言うと運転手さん達ですよ?あの一瞬に同時に2人の顔を表情もくっきりと確認出来たんですから。しかも何も状況が変わるわけもないのに買った品物を胸に抱き寄せてしっかりと抱えていました。車にぶつかって一瞬の痛みを感じて考えたことはアイスの種類は変更できないかな?だった・・・。ってかそもそもアイス食えないじゃん!!
「ねぇ、ねぇ、起きてよ、ねぇってば!」
「う~~ん。煩い・・・あと少し寝かせてよ」
「煩いって・・・。いいから起きてよ」
体をグラグラと揺らされて寝ぼけ半分で目を開けると回りは真っ暗で何にも見えなかった。
「まだ夜じゃん。何で起こすのよ」
「いやいや、夜じゃないんだよ?ここは年中暗いから」
「年中くらい?深海や地底でもあるまいし・・・」
「う~~ん。深海は近いかもね」
「深海は近いって?何を言ってるの?・・・うん?」
さっきまで散々会話をしていて今更だと思うがやっと頭が覚醒してきて一体誰と話しているのか疑問に思った。
「あなた・・・誰?」
「今更な質問だね。うーん何て言えばいいかな?僕は君達がよくいうの神様ってやつだね」
「ふーん・・・神様ね。んん?・・・・・・神様?」
「そう神様!」
「はっ?神様?神様ってあの雲の上にいるよ~的な神様?」
「まぁ実際には雲の上にはいないけどそうだよ~」
「詐欺じゃない?」
「詐欺?どうして詐欺になるの?」
そう聞かれたが誰がどう見ても詐欺にしかならないと思う。見た目は10才位で金髪に緑の目をしていて笑うと可愛いくシーツをぐるぐる巻きにしたような服装に体の周りがほんのりと白い光で覆われている美少年が神様?って誰得だし詐欺以外ないよ!!暗闇にほんのり明るい光に包まれて微笑む美少年。スカウトマンが殺到間違いなしってどうでも良いけど重要なのは・・・。
「お爺さんじゃないんだ・・・白髭の頭がツルピカの杖とか持ってそうなお爺さんじゃないんだ・・・」
「ねぇ・・・君の中の神様のイメージおかしくない?神ってさ、もっとこう厳格なイメージとか色々あるじゃないの?」
「あれは神様っていうより天使だよね、天使。絶対天使だよ」
「おーい!無視しないでよ~!話聞いてる?しかも天使なら許されるの?そういう問題なの?」
「ここって年中暗いって言ったけど明るくはなるの?」
「それは大丈夫だよ?今から話もあるしゆっくりと目が慣れるように明るくしていくからね」
「あっ!・・・神様って・・・閻魔様は?」
「うん?何でいきなり閻魔?話の脈絡が全くないんだけど?そして僕の話を完全に無視してるんだね?それは決定してるんだね?」
明るく出来るなら良いけど、何で私は自称神様のところにいるのでしょう?そこがよく分からない。えっ?話を完全に無視?知るか!今は自分の事で精一杯だよ。
「だって私死んだよね?車が突っ込んで来て直撃して病院ではないって時点で死んでるよね?アイス食べ損ねたよね?」
「うん。意外と冷静だね・・・そうだね・・・君は死んでいるよ。それにしても僕の存在は否定するのに閻魔は信じてるの?そして何で死んだ事よりアイスが重要なの?」
「えっ?神様は信じてるっていうかきっと居るんだろうなぁ~?まぁ居たら良いなぁ~?位には信じてるよ?でも目の前に居るのが想像と違いすぎるから信用してない?あと全身が緑でも血の色が紫でも不思議な力を持っていると信じたくなるよね!そしてアイスが食べたくて買ったのに散々悩んで買ったアイスを食べれない!ってすごい損した気分と悲しさが爆発するよね」
「・・・バッサリだね。僕の存在意義を完全否定ではないけどほぼ否定的だね・・・ちょっと悲しくなってきたよ・・・そして全身緑って何?いやアイスでそこまではならないんじゃないかな?えっ?爆発するの?」
「で、何で閻魔様はいないの?」
「それについて君に言わなきゃいけない事があるんだけど・・・僕の話を完全無視でドンドン話を進めないでよ!それに閻魔の事だけは信じてるんだね」
その言葉と共に最初は少し不機嫌な顔をしたがその後に泣き出しそうな悲しい顔をした瞬間にとても嫌な予感がした。なかなか言い出せずに目を泳がせて口が開くとあぅ、あぅと言葉を発せずにいたがその様子からふっと浮かんだ疑問を投げ掛けた。
「ねぇ・・・まさかとは思うけど、テンプレでさ、実は死ぬ予定ではないのに手違いで死んでしまいましたとか言わないよね?」
単刀直入に聞くと自称神様はゆっくりと座りはじめて土下座をした。
「ごめんなさい。まさにその通りです。手違いでした」
「はぁぁぁぁぁ?ほんとに?じゃあ私本当は死ななくて良かったって事なの?どういう事?」
今にも攻撃を仕掛けそうな勢いで詰め寄ってきた私に対して土下座をしたまま器用に後ろに下がりながら距離をとった自称神様は待ったをかけてきた。
「ちゃんと説明をするから!!お願いだから話を聞いて」
「納得できる説明じゃなければ・・・殴らせてね♪」
とっても良い笑顔で断言した私に対して真っ青な顔をした自称神様はゴクッと咽を鳴らした。
「まずここで一番重要なのは君の名前なんだけど・・・『佐々原 未来那』さんだよね?」
「そうだけど」
「うん。でね?誕生日が8月20日だよね?」
「間違いないけど・・・一体何が聞きたいの?」
「え~っとね?実は本当に死ぬ予定だった人は笹原 飛鳥さんで誕生日も年も性別も出身地も家族構成まで一緒だったんだよね・・・」
「笹原飛鳥さんって名前ちゃうやん!!何で間違えるんだよ!!」
「うん・・・そうなんだよね・・・実は魂の回収担当者が漢字読めなくてカタカナ表記にしてもらったら間違えて表記したらしいんだよね」
「・・・・・・」
ササハラ アスナ
ササハラ アスカ
1本棒を足したらこうなりました~!ってか?
成る程、成る程。
あはは~似てるねぇ~ってそんなバカな!
なんでやねん!(ビシッ!)思わず手が動いたよ!
魂の回収担当者が漢字読めないって理由だけで死ななきゃいけないって納得できないし理不尽だよ!憤りを飛び越えて悲しくなってくるよ!担当者ちゃんと仕事しろよ!!漢字勉強しようよ!!大切だよ~義務教育!っていうかカタカナは読めたの?じゃあアルファベットとかならもっと読めたんじゃない?それとなく聞いたらカタカナしか読めないって言われた。私は逆に衝撃的でしたよ?カタカナのみで仕事が重要な魂回収とかしていていいのか?と考えてしまいます。
「それで間違えて君を連れてきたんだけど・・・」
「じゃあ私は生き返れるんだよね?」
「・・・ごめんね・・・君の体はもう火葬されてるんだ・・・」
「・・・火葬・・・。じゃあ・・・もう戻れないんだね・・・」
「・・・うん。本当にごめんなさい。だからせめて君には選んでほしいんだよね・・・この最新カタログから・・・今後の方針を・・・」
「カタログ?しかも最新?方針?」
渡されたのは薄い冊子で表紙には
『最新版これで君の第2の人生丸儲け』
って書いてあるが私はバカにされているのだろうか?いやバカにされてると言うよりこのカタログは何回使われているのだろうか?カタログが存在してる時点でこれって初めての事故ではないよね?カタログの中は箇条書きだった。
・いつも通りの転生を行う
・記憶などを持ったまま転生を行う
・記憶を無くす代わりに1つだけ家柄などの項目から選択した条件で転生を行う(容姿・家柄・頭脳・体型・家族構成・運動能力・・・など)
・人間以外の生物への転生を行う
・人間以外の生物へ記憶などを持ったまま転生を行う
・全くの別の世界に転生を行う(記憶などは削除して)
・全くの別の世界に転移する(もちろん記憶などは削除してます)
・全くの別の世界に記憶などを持ったまま転生を行う
・全くの別の世界に転移する世界の知識を上乗せしてから転移を行う
・全くの別の世界に人間以外の生物として転生する
・全くの別の世界に人間以外の生物に記憶などを持ったまま転生する(尚、この際には生物の種族などは選べないので完全にランダムでの決定とされますが人間以外には絶対になれます)
・このまま消滅する(跡形もなく木っ端微塵)
※貴方の人生ですから何を選んでも構いませんが一度選ぶと変更はできません。きちんと考えて慎重に選びましょう。詳しい説明は冊子を読んで下さい。悔いが残らないようにしましょう。貴方の人生がより良いものとなりますように。
※次のページからは細かく書いてありますので是非御覧頂き参考にしてください。分からない事は担当者にお問い合わせて下さい。
「・・・・・・これ何?」
「何って・・・君が選べる今後の君だよ?転生するか、転移するか、人間をやめるか、消滅するかを選べるんだよ?普通はこんなことはさせずに直ぐ転生か消滅させるんだけどね」
良い笑顔で消滅発言をかましてる自称神様がめっちゃ怖いんだけどしかも人間をやめるって言葉だけだと尚更怖いわ!っていうか消滅って何?いや、意味は分かるけども!っ怖!怖すぎ!!しかもカタログの木っ端微塵が更に怖い!!
「・・・全くの別の世界ってなんですか?」
「うん?別の世界?そうだなぁ~君達がいうゲームとかアニメだっけ?そんな世界だよ?まぁ~ぶっちゃけ異世界ってやつだね」
「ゲームやアニメの世界・・・・・・異世界・・・」
「興味があるの?覗いてみる?見てみる?見てみる?」
興味を示した私に対してテンション高くワクワクとした素敵な笑顔で丸い鏡を取り出して私に向けると鏡の中が揺らいだ後にぼんやりと映像が見えてくる。ドラゴンやモンスター等が写った後に可愛い妖精や魔法道具等々出てくる出てくるあれやこれやのアイテムが・・・楽しそう!!剣や魔法もありゲームの世界がそこにはあったが・・・これってさ転生しても生き残れる気がしないんだけど?
「異世界に行っとく?」
「家に遊びに行く感覚で誘わないで下さい!!」
「え~~!でも嬉しそうに見てたし?好きでしょ?」
「うっ」
好きなのかと聞かれると好きだよ!ゲームもアニメも漫画も大好きですよ!RPGもやりましたもとも!でも好きでも自分で実際にやりたいかと聞かれると死ぬ確率が高すぎてやりたいとは言えない。
「やっぱり記憶持ちの転生かな?元の世界でしかも日本がいいです」
「え~!そう言わずにチャレンジしようよ~」
「自分で選べと言っておいて何故チャレンジさせる」
折角諦めて選んだのに何故チャレンジを進めてくるのかとキッと睨めばビクッと体を震えさせてからも不満そうに口を尖らせた。ってお前は子供か!やっぱり神様じゃないだろ!お前は!
「ちぇ~楽しみにしてたのに~ここは普通に異世界転生でしょ」
「私は貴方のオモチャじゃありません!」
「はぁ~。しょうがないなぁ~じゃあこれから申請するからその前にこれからの転生に関わる大切な事を決めます」
「大切な事?」
「そうだよ?転生するのには赤ん坊になる訳でしょ?ってことは家族がいるよね?だからこれから家族とか色々と決めないといけないんだよね~って事でここで重要なのは・・・君の運だね♪」
「・・・うん?もしかして、もしかしなくても運勢とかのあの運?一攫千金とかのあの運?そんなものないしどうやってその運を確かめるの?」
「それはこれです!」
ジャジャーン!という効果音と共に出してきたのはアルファベットが書かれたサイコロと見たこともないカラフルなサイコロと何が書かれてるのか分からないルーレットと同じく見たことない生物が書かれたダーツだった。お前は何がしたいのかと問い詰めたいと思った私は悪くないと思う。それに少し頭も痛くなってきたんだけど?原因はコイツな気がするんだけど?気のせいじゃないよね?
「言いたい事が山積みなんだけども・・・まずこの3つは何?まぁ正確にいうと4つだけどね、サイコロは2つあるし」
「何ってやだなぁ~、サイコロとルーレットとダーツだよ?」
「見た目で分かる事を聞いてないし!見たこともない文字らしきものや生物は何?って聞いてるんだけど?」
イラッとしたまま自称神様に突っ込んだが効果はなく何故かワクワクしたまま早くやれと言わんばかりだ。何か納得いかない!しかも何かおかしくないか?何でコイツはこんなに乗り気なんだ?
「あれ?でもさっきのカタログには記憶を無くす代わりに家族構成とかを選べるのに何でここで今決められるの?何かおかしくない?」
「特別な条件の場合のみに限ってはそうなるね」
納得出来る説明は貰えずにテンション高く嬉しそうに目をキラキラさせている。
「早く、早く。サイコロ振ってルーレット回してダーツ投げちゃいなよ~!何が出るかな?何が出るかな?楽しみだね♪」
「ねぇ・・・何でそんなにウキウキしてるの?何か隠してない?さっきまでのテンションと違いすぎておかしくない?」
「えっ?・・・・・・別に隠してないよ?」
変な間があった、変な間があった、重要なので2回言ったけど今の間は何?おかしいよね?明らかにおかしいよね?ジッと自称神様に視線を向けると目を泳がせて顔を反らした。はい!out!
「で?何を隠したのかな?」
「隠してないよ!早くしないと消滅させるよ!」
「はぁぁぁ?何でいきなり消滅って選択なのよ!」
「いいからさっさとやってよね!」
何故か自称神様に逆ギレされた挙げ句に脅迫されたんだけど!やっぱり神様じゃないだろ!諦めてやればいいんでしょ?やれば!・・・なんだよ結局やるのかよって思うかもしれないけどさ、消滅って嫌じゃん!だって木っ端微塵だよ?回避できるなら私はしたい!頑なに拒否し続ける強靭な心と精神は持ってない!
「はぁ~。まずはサイコロね」
サイコロは6面なんだけど何故かアルファベットでA,B,C,S,X,∞になっている。明らかにおかしいよね?このアルファベットの選択。
カラフルなサイコロは11色で構成されていて、赤と青・緑と紫・黄と茶・白と黒・透明と桃色・虹色って何の関係があるんだよ!色の配置に虹って何?って疑問が真っ先にきたし突っ込めないし!!しかも明らかに色の関係が意味不明でイライラしてくる!!サイコロは1面が2色になっているので転がると綺麗だけどクルクル回る色がちょっと目が痛いです。
ーーーカラン・・・コロコロコロ・・・カタンーーー
2つ同時に投げて地面に当たった後にコロコロと軽快に転がっていきカラフルな色はクルクルと変わっていきアルファベットも軽快に回転していたがその様子を滅茶滅茶楽しそうに見てる奴にイラッとする私。サイコロを追っかけて、おぉ、あぁ、とか騒いでる奴にムカついてもバチは当たらないと思う。最後に2つのサイコロがぶつかって止まりそうだった色と文字が変化して止まった。
「おぉ~!虹と∞!凄いね♪」
「これってさ、何を決めてるの?」
「転生先でしょ?」
良い笑顔で言い切られましたけどこっちは納得してないからね!後で絶対に殴ってやりたい!次は何が書いてあるのか不明なルーレットを嬉しそうに差し出してきた。やっぱり殴ってもバチは当たらないんじゃないかな?コイツ楽しみ過ぎだよね?
「で?ルーレットには何が書いてあるの?」
「企業秘密!」
「企業じゃないだろ!」
「おぉ!なるほど!じゃあ・・・極秘事項!」
「じゃあってなんだよ!じゃあって!」
何で私は律儀にツッコミをやってるだろう?ほっとけばいいのについつい口をだしてしまうから余計に疲れるのに反射的についやってしまう。
「そんな事どうでも良いから早く回して!早く、早く」
精神的に相手をするのに疲れてきた私はルーレットを受け取り思いっきり回した。
「何になるかな?うん?これかぁ~まぁ・・・良いところかな?」
「何が出たの?」
「それはお楽しみに!って事で最後にダーツをどうぞ?」
完全に教える気がないと分かり仕方なくダーツをすると何かよく分からない生物に刺さったら自称神様が大喜びしてるんだけど?何に当たったのか分からないから怖いんだけど!
「ふむふむ。オッケー。君の転生先が決定したよ!じゃあこれから記憶を持ったまま転生してもらうのでそのまま動かないでね?あとこちらの手違いで迷惑かけた分の迷惑料と慰謝料的なのも付けとくんで恨まないでね♪では転生ライフ楽しんでね♪バイバイ~」
・・・と何とも軽い態度の自称神様の言葉で、突然足下が消えてフワッとした浮遊の後落下スピードが上がり今まで居た空間は消え送り出されて転生するのでした・・・・・・予想外の場所、予想外の物、予想外の迷惑料と慰謝料を貰って。
そして私は物凄く後悔することになる・・・何であの時我慢したのか!何であの時に行動にうつしておかなかったんだ自分!・・・コイツは許してはならない敵だったのだと。
先人の人の言葉は偉大です!
ーーー後悔先に立たず!!ーーー
ーーー後の祭り!!ーーー
まさにそんな感じです!自称神様出てこい!物申す!
御察しの良い皆様にはお分かりの方も居るでしょうね・・・そうです何故か見知らぬ土地・・・いや、見知らぬ世界で私は目覚めました。
しかも・・・転生とか記憶持ちとか関係なくない?って状況でした。そうですね・・・ざっくりと言うと生まれてから5歳になった時に急に魔法とか覚醒して記憶が戻りました。そうです!魔法とかです。とかですよ?しつこいって?失礼しました。
あり得ない位な魔法に目覚めた日にこの世界では完全に天下がとれる高性能な武器と道具を持った見たことのない生物が鎮座して差し出してきましたよ!しかも何故か家の人達は大喜びでその珍生物を迎え入れ、家で生活してますが・・・どうなってんだか説明してほしいです。
まぁ・・・ご想像通りかも知れませんが武器や珍生物を扱うことが出来るのは私だけみたいでmy専用機でしたよ。
いや、ほんとに切実に説明が欲しかったです。一体どうなってんのか。
何だかんだで結局あの自称神様にしてやられて好き勝手されてしかも私がその武器を使えば一瞬で国が1つ滅びるそうです。
完全に危険人物ですよ?しかも国外に出したくないって理由で婚約者は決められるわ、勝手に役職ついてるわ、常に護衛と言う名の監視付きで何度か暗殺されかけたしって・・・くっそ~~!良い事無いじゃん!
しかも婚約者が王子でその王子にイジメっていうか嫌がらせされてるんですけど?性格は上から目線の俺様絶対主義ってありえない傲慢さだけど・・・王子と私の婚約の意味分かってんのか?って聞きたくなるくらいおバカな残念王子。
でもってある日王子に会うために連れていかれた城で(連れていかれんですからね?私は会いたくないので自分からは行かないです!)バカにされながら言われたんですが・・・。
「お前は生きてるだけで危険なんだ!お前がいない方が世界は平和なんだぞ!!」
「はぁ~。そうですか(正直いうとお前も同類じゃないかな。)」
なんて考えながら適当に返事してたらキレた王子が
「この天然危険人物め!」
と、叫んで居なくなりました。・・・ちょっと待て!どういう意味だ!王子に危害を与えた事無いけど!?
なのにその捨て台詞って、なんでやねん!!
誰かあのバカ王子に教えてあげてよ!って言うか私このまま我慢できる自信無いんだけど?私ってキレてもいいのかな?いや、この場合キレると後々面倒になりそうだな・・・。とりあえず家族には愛情たっぷり育ててもらってるから親孝行とかしながら今後の事を考えていけば良いかな?とか思ってるし、まぁ・・・何とかどうにかなるでしょ。えっ?別に能天気では無いですからね?
はぁ~~~。でも、今の生活は楽しいけど要らん面倒も多いし、やっぱり自称神様はぶん殴っておけば良かったなぁ~~。
数年経って私や王子、王子の側近となる人達が国のため成人するまでの教育のための学園に入れられて、卒業の祝いの席で王族の前で婚約破棄を良い笑顔で言いきったバカな王子とアホな女が嬉しそうに寄り添っていたが、その周りを囲む側近達以外の王族や貴族や学園の生徒などが青ざめ恐怖で震えているなかで、私は嬉しくなって人生で最高の笑顔で婚約破棄を受け入れると、留学に来ていた隣国の王子や大国の王族から是非我が国に来てほしいと懇願されて条件付きで行ってもいいと返事をして、この国の王族(バカ王子を除く)や重役や貴族たち、会場にいるほぼ全員(バカ王子の側近達とアホな女を除く)がこの国の行く末に恐怖と絶望をしていたがバカ王子は私が居なくなるのを嬉しそうに笑い、他の国が私を引き取ることを嘲笑い、貶し、見下した。
私が国を去ったあとに残ったのは・・・・・・。
私は記憶を思い出してから色々と知識を使ってやらかしていたが、バカ王子には一切言っていなかった。面倒だしね。関わりたくないし!
私が国を出るときに私がか関わった人達は私に付いて来てくれた。そして私もその者達の生活や身分などの保証を条件にもいれていたので安心して連れていくことになった。
私が連れていくことにした者達は国に大きな影響を与えている者が多く大きな商店だったり、国の防衛に手を借りたいくらいの力を持っていたり、色々な発明をしたり、万能な薬や治療などな専門知識の持ち主だったりと様々な分野の優秀な者達ばかりだったのだ。
・・・・・・まぁ、お分かりかと思いますが私は自称神様から貰った力は1つの国を滅ぼすほど強力な力で魔力はこの世界で最強、前世の記憶もあり、自称神様から貰った道具は私しか使えず使用すれば色々な効果をもたらすといったトランプで言えばジョーカーのような存在?という私ですが、別に私があの国に自ら破壊とかしなくても、私が連れていくことにした者達とアホな女やバカ王子や側近がやりたい放題で、バカ王子がアホな女と結婚してから数年後に父親の国王が病により亡くなると、バカ王子が国王となり、国民に重税をした挙げ句、財政難とか食料不足とか様々な事があり、反乱が起こり助けを求めて泣きついてきた。
私を引き取るのを散々バカにして見下した相手に助けを求めるってバカを通り越してむしろ凄いと思うよ?私には絶対に出来ないよね。
結局全ての国から断られ逆に反乱に乗じて攻撃されて呆気なくあの国は王族や側近達は処刑されてしまった。
・・・残念すぎるよね本当に・・・。
私はあのバカ王子やアホな女に関わらなくてすんで幸せに暮らしてますよ。私を引き取ってくれた国の王子と結婚して子供も授かり、バカ王子と違って大切にしてくれますしね。
とある本に記された歴史書には『大国の王子が留学先から連れ来たのは神の加護をもち強い力と世界に影響を及ぼす知識や道具を持つ人物だった』という文章と『神の加護をもつ女性によって国は栄え王族に迎えた人物を皆讃えその血縁者には神の加護が受け継がれていった』と記されていた。そしてその大国は今もまだ栄え続けている・・・。
この作品を御覧いただき有難うございました。