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夏生詩集3

たった一言

作者: 夏生

たった一言

何気ない一言

思いつきの一言

適当な一言

ついでの一言

深く傷つくことがある

深く傷つけることがある


たかが言葉

されど言葉


その一言そのものより

含まれたものが

つめたく笑いながら痛みを残す

なかったように姿を消す


姿は消えても

その一言につけられた傷は残っている

思い出す度に痛むほど


私も誰かにこれほどの痛みを与えて

しまったのだろうか

私のたった一言

何気ない一言

思いつきの一言

適当な一言

ついでの一言

誰かを深く傷つけたのだろうか


思いあたるふしはないけれど

ない、わけではないと胸奥は確信をもって

頷いた


誰に向けてよいかわからないけれど

ごめんなさい

気づかせてくれて、ありがとう







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