第4話乗り越えた先
恋愛苦手な作者です
難作でした……
この作品を見てくださる皆様に感謝!
転移門で街にもどり、いろいろな場所を探し回るがアイリスはいなかった……
周りには攻略に参加しなかったプレイヤーがいたため、アイリスを見なかったか聞き込みもした……10人ぐらいに聞いても情報が無かったため、次でラストにしようと決めて話を聞くと、アイリスを見たらしく、どこに行ったのか確認するとフィールドに向かったようだ。
俺はフィールドに走った。どこにいるのかはわからないがただ闇雲に走った。
「アイリスー!どこだー!」
周りを見渡すと一ヶ所だけモンスターが群がっているのを見つけた
------
お坊ちゃまを死なせてしまいました……側近として失格です……
転移門から街に転移してすぐに私はフィールドに向かいました。
目的は死ぬためです。自分の仕える主が死んでしまったのに従者が生きているのは私は嫌でした……
「お坊ちゃま……私もすぐそちらに行きます……」
草原の奥まで歩くとギモギーとモギーが現れました。
私は抵抗せずに攻撃を受けます。
そこまで強い訳ではないため、吹き飛びはしません。ただ袋叩きにされていました……
体力が半分を切ったのを確認し、目を瞑ると、パァンと銃声がなり、モギーの鳴き声が聞こえました。------
草原を駆けて群がっていた所を見るとアイリスが無抵抗でモンスターに攻撃されているのを見つけた
俺はフラムライフルを腰から抜きモギーを狙撃した
弾はモギーに当たり、鳴き声を上げて消え、アイリスは何が起こったのかわからない顔をしていた。
俺は残りのギモギーとモギーを倒し、アイリスに声をかけた
「やっと見つけた…」
「何で……ですか」
俺が声をかけると俯いたまま何かを呟いた。
「ん?」
「何で助けたんですか!?
私はお坊ちゃまを死なせてしまったのです……従者として……」
「ストップだ。言いたい事はわかった……でもさ……アイリスが死んでもクォーツは生き返らないし、喜ばない。ならさ…クォーツの分まで生きようよ?クォーツの死は俺にも原因がある……このクソッタレなゲームをクリアする事が死んでしまった皆へのお詫びっつうか……」
「責任?」
言葉に迷っているとアイリスが助け舟を出してきた
「そうだな、責任がある」
「ふふっ、言葉に迷うなら言わなければよいじゃないですか」
たしかにその通りなのだが、俺も男である……格好位付たいのだ
「やっと笑ったな、やっぱりアイリスは笑っているほうが可愛いと思うぜ?」
「それって……その……」
本心を口にするとアイリスの顔が赤くなる
「?どうした?顔赤いぞ?」
「いえ…大丈夫です。戻りましょう。」
「そうだな、立てるか?」
「はい……きゃっ……っ!?」
アイリスが立とうとしたらバランスを崩し、こちらに倒れてくる。
受け止めようとしたが失敗して、押し倒された形になった
その時口に柔らかい感触があったから目を開けるとアイリスの顔がすぐそこにあった……これって……接吻!?
俺は意識を手放した。
-------
どうしてこうなったのでしょうか?
立とうとしたら足がよろけてしまいバランスを崩してしまいました。
そこまではまだ大丈夫なのですが……バランスを崩した私をルゥさんが受け止めようとしましたが、失敗して押し倒してしまいました。その……押し倒した時にその……キ…キスしてしまったのです……
「私のファーストキスを奪ったのですから……ちゃんと責任をとってくださいね?」
ルゥさんは全身を真っ赤にして気絶していたのに気がついたのは自分の熱くなっていた顔が少し冷めた時でした……
どうしましょう?