茜
昨日の一件はもう気にしないことにして、今日はさなかと茜で家にいることにした。と言っても、俺の家にはパソコンが2台あるだけだ。ゲーム等はパソコンでやれってことなんだなぁ・・・。
しかも1台は親父の仕事用であって使えない。
俺のパソコンにもゲームは保存していない。
つまりだ、今日は暇なわけなんだよ。
ベッドに倒れ込みながらいろいろと考える。
あ、言い忘れていたが、ここは俺の部屋で、飯はもう食った!
今回は昨日のように作りすぎたということもなく、おいしく頂きました。
「・・・そういえば茜とさなかは一階で何してんだ?」
さなかはともかく、茜が来ないことは珍しい。
なんか話してんのかな・・・。
部屋を出て、気付かれないようにそーっと・・・リビングに向かう。
すると、話し声が聞こえた。
「今日は達也にどんなことをするんだ?」
うわっ・・・何か作戦考えてるよ・・・。
対策を立てるためにも聞いておかなければ!
「うーん・・・。」
さなかは特に何も考えてないのか・・・。
ていうか、さなかの案くらいしかまともなのがないような気がするんだが。
「じゃぁ、Hな事を教えたりするか?」
はぁ!?
やばい・・・やばいよ!死んでしまう!(立場的に)
逃げたほうがいいかな・・・?
「え・!?いやいや、私は・・・別に・・・いいよ・・・。」
さなかはそういう性格だからな。よし、茜一人相手ならなんとかできるかもしれない。
「じゃ、達也を独り占めにしてもいいということだな!」
くそっ!何を言い出すかと思えば、それかよ!
俺が聞いていることに気づいていないとはいえ、少しは自重という言葉を覚えろ!
と、茜に心の中で突っ込みを入れていたら、さなかさえもが問題発言をした・・・。
「独り占めはダメ!」
・・・さなか、失望したよ・・・。
おまえはまともだと思ってたんだがな・・・はは・・・。
「じゃあ、2人でHな事を教えよう!」
さなか!頼む!断れ!
おまえならできる!頼む!
「・・・別に、達也や茜のためじゃなくて、独り占めされることがいやなだけなんだから!勘違いしないでよ!」
さなかーーー!!!!
逃げろ!早く逃げろ!俺!
すぐさま部屋に入り、中から部屋に入る。
「これで、大丈夫なはずだ!」
さなかと茜が上ってくる音がした。
ふん!鍵はかけてるんだ!入って来れるもんか!
「あーれ?鍵がかかってるぞ?」
ガチャガチャとドアノブが回される。
なんとか振り切ったか・・・。
よし、今日は寝よう!
.
.
.
「ん・・・。」
どれくらい寝てただろうか。
なんか・・・重いぞ。
目を開けると・・・。
「ようやく目を覚ましたか。」
茜!?
鍵は閉めたはず、なのになんで入ってきたんだ!?
・・・窓が開いていた。
俺もずいぶん用心が浅いものだな。
「って、おい!俺に何をするつもりだよ!!」
やめろ・・・やめろおおお!!!
そこで、いきなり茜が俺にもたれかかってきた。
胸の感触が・・・いや、いまは脱出を考えなければ!
「大丈夫・・・さなかは見ていないぞ・・・。」
・・・!
そういえばさなかがいない。
まぁ、あいつのことだから、途中で恥ずかしくて逃げ出したんだろう・・・。
「でも、あんまりHなことはするなって、さなかに言われたから、キスくらいでやめておいてやる。」
く・・・近づくなぁ!
「逃げようとしても無駄だ!おとなしくしてろ!」
くそ、この体制からじゃ逃げられないか・・・。
おとなしくキスされるしかないのか・・・。
ていうか、こいつがキスの後なにかしないって保証はないだろ!?
どうすればいいんだ!!
終わったな・・・。
てか、好きな奴でもないのに、なぜキスをしなければならん!
ったく・・・。
いや、このままおとなしくしてれば俺はどうなるんだろうか?
っ!俺は何を考えてるんだ・・・さっさとこの状況から抜け出さなければ!
無理やり茜を突き放し、ベッドから離れる。
茜はため息をついて立ち上がった。
「・・・せっかくいいところだったんだがなぁ・・・。」
何がいいところだ!
こっちは迷惑だったんだぞ!
しかし、なんでだろうか。
それほど怒りを感じられない。
「・・・とにかく、いまみたいなことは、もうやめだ!じゃあ、解散!」
まったく・・・迷惑だかどうなんだか、よくわからない1日だったなぁ・・・。
とにかく!今日のことは忘れるのが1番だな!よし、そうしよう!




