同級生!
プロローグへんの2話です。
「あー・・・暑い・・。」
先公に気づかれないようにしゃべる。
今は1時限目で社会の授業だ。非常にかったるすぎて憂鬱している。
今日はさなかに何も迷惑をかけずに済んだから何事もないのだが、暇だ!
暁もなんか今日は休みのようだ。何回も言うが、暇だ!
で、ほかに友達はいないのかって言うと、いるんだけどそいつらもなぜか「休み」という、あまりにも不幸な状態なのである!
夏風邪かなんかでもはやっているのであろうか?
先公の話をスルーしながらごちゃごちゃ考えていると・・・
「すいまっせ~ん!遅れちゃいました~♪」
キター・・・・
遅刻したくせにめっちゃ明るい雰囲気で入ってきた少女・・・あ、先公睨んでやがる・・w
で、こいつの名前なんだけど、この学園で知り合ったから幼馴染と言う存在ではなく、ただの友達と言う存在、彩月 香だ。
まぁ、その香だが、先公が怒られてもへこたれず、常に笑顔で生活すると言う、なんとも元気すぎるやつだ。
で、こいつの席はオレの隣と言うわけなんだが・・・。
「おー達也!元気してるか~!!」
いや、元気なんだけどね?風邪もなにも引かないで元気にやってますけど、あなたが元気すぎて押されてるわけですよ。
「まぁ、元気だが、座らないのか?また怒られるぞ?」
そう言うと香はしぶしぶオレの隣に座る。
昨日は夏風邪で休みだったらしい。
人一倍元気なこいつが夏風邪だなんて・・・珍しいものだ。
と、授業終了のチャイムが鳴り、先公が過ぎ去っていく・・・。
もちろん、授業が終わったということで教室の雰囲気は騒がしくなった。
ふぅ・・・今から地獄の休み時間がスタート!
「達也ぁ!」
逃げようとする俺をガシリと掴んで逃がそうとしない香。
はぁ・・・俺ってもう・・・なんか不運全開だよなぁ・・・うん。
「どう?ほらほら!胸の感触だよ~?」
ちょっと・・・!ほら、ほかの生徒が見てる目の前で!ていうかおまえら!助けろー!!!
おいさなか、なんで俺を睨むんだ!おれは何もしていないだろ!明らかに被害者だぁ!!
まぁ確かに胸の感触は気持ちいいが、いまはそんなものを楽しんでいる場合ではない!
「ちょ・・・おい・・・香!いい加減・・・やめろ!!」
香を振り払い、距離を取る。
ったく・・・人騒がせってやつか?こいつは・・・。
香は、あきらめたのか、ほかの女子の元へ向かっていった。
さーらーに、このあとが問題なわけですよ。
「達也?ちょっとおまえこっち来い!」
クラスメイト(男子)に呼ばれた。
はぁ・・・香、ちょっとは考えて行動してくれ。
「お前・・・あの香に後ろから抱きつかれて、うれしくないのかよ?ていうか、うらやましいんだよ!なんでとりえの一つもないおまえがぁ!!」
びしっと指を差された。
俺も、おかしいと思う。
なんのとりえもない俺が、なんであんな香にかまわれるのであろうか。
あいつは、男子の間では人気だ。そりゃ、顔もいいし。
だからこそ、なぜ俺にばかりあんなことをしてくるかが分からない。
ま、この際どうでもいいかな?
なんてことを考えてる時、教室のドアがノックされた。
「おーい、藤城 達也はいるか~?」
この声は・・・。
絶対に入ってくるな。
頼む!入ってくるなぁ!!
「とりあえずお邪魔するぞ。」
うわあああああ!!入ってくるなあああ!!!!!
ちっ・・・ひとまず机の裏にって、もう気付いてるし!
「おぉ!達也、こんなところにいたかぁ・・・ちょっと用事があるんだ、屋上まで来てくれないか?」
読者の方々、まさか告白展開?などと考えているかもしれない。
が、この少女はそんな甘ったるい考えは一切持たずにおれを屋上へ連れて行く!
あ、説明が遅れたけど、こいつの名前は安藤 茜同級生で、クラスは一つ隣の2組。
まぁ、茜がどんなやつかは、屋上についたらわかると思う・・・。
「よし、屋上だ!達也、キスをするぞ!誰もいないしな!」
ふふ・・と笑みを浮かべて近づいてくる・・・。
やめろー!!死にたくなーい!
いや、マジで・・・。
たしかに茜はかわいいぞ?って、こんな感じの説明をなんど繰り返してきたことか・・・。
まぁ、実際は美しいみたいな感じの顔かな?男子の間ではトップクラスの人気を誇る。
「や・・・やめろって!なぁ?俺たちはそういう関係じゃないわけだしさ・・?」
じりじりと近づいてくる茜・・・頼む、やめてくれ・・・。
誰か助けて・・。
バン!
屋上のドアが開いた!
誰か助けに来たのか!?
「茜・・・またあんた、達也にちょっかいかけて!達也からはなれなさいよ・・・!!」
さなかが俺と茜を無理やり引き離す。
ふぅ・・・助かった。
ナイスタイミング!さなか!
「水入りか、あえて言うぞ達也、覚えておくがいい!」
どこかのアニメで聞いたことのあるセリフだ。
まぁそれはおいといて・・・
「さなか、いっつも助けてくれてすまないな。」
頭をかきながら感謝を伝える。
それを聞いたさなかは、なぜか頬を赤らめた。
「べ・・別にあんたのためじゃなくて、その・・・今回は、たまたま屋上に来ただけで・・・あ、授業が始まっちゃうから、じゃあね!」
さなかが逃げるようにして走り去っていく。
なんだったんだありゃ?
キーンコーンカーンコーン・・・
やべ、チャイムだ。
俺は急いで教室へと戻った・・・。
プロローグ編の2話、同級生編です。
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