告白
昨日は楽しかったな・・・。
みんなでビーチバレーしたり・・・。
またあんな日がくると、最高だ!
と、こんなお昼時に考える。
今回はお昼時からだ、悪いな。
昼飯も食べて、暇な時間がスタート。
課題でもやるか・・・。
しかし、すでに課題は夏休み前にほとんど終わらせてあり、やっても30分ほどの時間つぶしにしかならないだろう。
史上最強の暇人、ここに現るってか・・・。
ふと、ドアがノックされる。
いや、別にノックしなくてもいいはずなんだが・・・。
「達也、今は暇か?」
茜か・・・。
どうしたんだ?こんな昼間に。
とりあえず茜の問いかけにうなずき、ついていくことにした。
茜は玄関のへと向かっている。
なんだ?外でなんかすんのか?
さなかも中にいないみたいだし、俺の嫌な予感が的中しそうな気がする・・・。
外はかなりの高温だった。
多分、30℃は越しているだろう。
くそっ・・・こんな糞暑いときに外でなにしようってんだ?
茜についていくと、以前結菜に告白された場所である公園についた。
ベンチにはさなかが座っている。
あたりを見回すと、誰もいない・・・。
「じゃ、用件がすんだら帰ってくるんだぞ・・・。」
なぜか茜は二ヤついていた。
なんなんだよ・・・本当に・・・。
「・・・おい、さなか、用件って何だ。」
さなかは黙ったままだ。
暑いせいか?顔が赤くなっているな・・・。
とにかく、さっさとこの暑さ地獄から抜け出したいところだ。
「早く言えって!暑いんだからさぁ!」
暑さのせいか、少しいらいらしてきた。
あー・・・早くしてくれ!
「ちょっと・・・深呼吸させて。」
・・・?
まったく・・・わけがわからんぞ。
さなかの深呼吸が終わってから5分ほどたった時、さなかが口を開いた。
待たせやがって・・・。
「あたし、あんたのことが好きなの!」
は・・・?
好きって・・・え・・・?
なにいいいいいい!?
「達也、付き合って!私と!」
・・・確かに、昨日考えそびれたが、気になる奴ってのはさなかだ。
今まで何度も迷惑をかけてきたが、一番付き合いの長い女子だ。
お互いの性格もいろいろとわかってるし、普通の友達じゃしないことだってした。
まぁ、幼稚園の頃に遊びでキスとかしたなぁ・・・。
だけど、どうなんだ?
俺はさなかのことが好きなのか、自分でもわからない。
でも、気になってるやつってのはわかる。
好きなのか・・・。
嫌いなのか・・・。
「悪い、今は答えられない・・・。」
これが今の俺の答えだ。
今のままじゃ答えを導き出すなんて無理だ。
だから、俺は答えられない。
「・・・わかった、だけど、いつかは絶対答えてね・・・。」
こんな中途半端なことはさなかは許さないはず。
だけど、さなかは待ってくれるようだ。
今は・・・時間が必要だ・・・。
すまない、さなか・・・。
.
.
.
あのさなかの告白からは、俺はずっと考えっぱなしだ。
まるで、以前のさなかみたいだ。
いまならさなかの気持ちもわかるなぁ・・・。
時間は午後2時30分、さなかの告白から約1時間か・・・。
1時間あっても、わからない。
どうしようもない。
俺は、一体・・なんなんだ?
さなかのことを、どう思ってるんだ?
それは、かわいいと思ってる。
性格も今思えばなかなかだと思う。
頭もいい。
欠点はないんだけど・・・だけど・・・。
自分の中に何か迷いがある。
多分、きっかけがあれば答え出せるかもしれない。
・・・今は、決められない・・・ごめん、さなか・・・。




