表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

すべての始まり

初投稿なので、何か問題があればご指摘いただけると幸いです。

どんな感想でもいただけると嬉しいです。

周りの人たちの、にぎやかな声が聞こえる。




ああ、また今日も同じだ。




今日もまた、友達作りで入ったサークル「ゆるゆるゲーム同好会」の練習があるんだ...。




サークル決めの時期、ちょうど体調が悪かったから、うす~いパンフレットだけ見て、家から名前だけ事務員の人に伝えてサークルに入れてもらったけど・・・。




まさか「ゲーム」がデジタルゲームのことじゃなくて、椅子取りゲームとかのレクリエーションゲームのことだったとは・・・・・・老人かよと・・・。


しかもゆるゆるとかいってるくせに大会に出場する気まであるらしい・・・・・・。




断れないんだけどね・・・だって怖いから・・・。あのサークルの人たち、俺とは人種が違って活気にあふれてるし・・・。




人間はやっぱ社会的な生物だからさ、断るのってさ・・・




「あ、樽馬君じゃ~ん!」




「え」




「久しぶり~!三日ぶりじゃ~ん!」




「はは・・・うん・・・」




同じ生物学Bの授業を取ってる、和田君が声をかけてきた・・・。




「ほんと毎回ごめんけどさ、前回のレジュメ写させてくんね?」




「・・・!」






思い出す。




「選ばせるの、樽馬は最後でいいよな?」「あははは」








「あ、それ俺がやっとくよ・・・・・」「さっすが樽馬!」










「どうする?部活の中で代表決めて書類出せって」「樽馬がやってくれるだろ!もう行こうぜ!」










俺の人生は、子供のころから今に至るまで、カーストの最底辺で、周りの空気を読んで、我慢して、我慢して、媚びへつらって・・・・・・・。その連続だった。ずっとそうだった。




・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・言ってやる・・・・・・・!




「・・・・・・・・あ、ご、ごめんあ、あの、なんか家に忘れてきちゃっt」


「冗談キツいな~~!!」ドンッ








「え?」




「あ」




真っ青になった和田くんの顔が見える。




ツッコむ力が強すぎるんだよ、和田君。運動サークルで鍛えてるだけあるな、ははは・・・。マジで・・・。




和田君に押されて、キャンパスの高所から落ちる俺。ちょうど柵とかないところだった。


周りの景色が、スローモーションに見える。




・・・・・・・・着地できるか、これ?




・・・・・・・・・え?大学のキャンパス内で落ちたら騒ぎにならない?え?その後大学行ける?俺。

どうしよ・・・てか入院!?そしたら単位とかって・・・・・・。どうしたら・・・・・・・













目覚めるとそこは、知らない場所だった・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ