ぶれない心
ふふふ、カッコいいタイトルだが、タイトル詐欺待ったなし!
こんにちは〜! 聖属性エッセイスト、ひだまりのねこですよ。
突然ですが、私、芯が大好きなんですよ!!
トイレットペーパーの芯とか、ラップの芯とか、鉛筆やシャーペンの芯に至るまで。
芯を愛でることが癒やしなのです。集めてすらいます。人名用漢字なので、子どもに名付けるなら、芯一択!!
ところが、最近は芯なしトイレットペーパーなどというけしからん商品が出回っていて、私、心を痛めているのです。
だって芯が無いんですよ? そんな軟弱な奴に成長はないと私は言いたい。
ちなみに、芯は、灯心草のことで、皆さんご存知の畳やむしろに使うイグサの髄の部分を、電気が無い昔は行灯や和ロウソクの芯に使っていたのです。
人々の暮らしを支える芯!! 悪い意味はありませんよね? 芯が強い人とか最高の褒め言葉ですし。
地味だし、表からは見えないですけど、芯があるから、人は繊細で柔軟になれるのです。
芯の無いラップとか悪夢でしかないでしょう? ふふふ。
さて、芯の大切さがわかってもらえたところで、今日の本題。芯界のプリンスについて。
私の職場では、プチプチ等の梱包資材をよく使うので、大量に芯が出るのです。
この芯がヤバい。
私の背丈くらいあって、めっちゃ頑丈。もう完全に棍ですよ、棍!!
二本両脇に挟んで少林寺ばりに振り回したりします。職場で。
とはいえ、私は棒術スキルも無いですし、戦闘系適性はからきしなので、脳内補正で自分に酔うしかないのですが。
そんなプリンスたちを私は捨てることなど出来るはずもなく。
ごみ捨て担当の立場を利用して、『職権乱用』を発動。さらにスキル『ゴミを選別するもの』を編集スキルで、芯を除外するように書き換えました。
一年近く溜め込んだ大量の芯プリンスたち。私はこっそり眺めてうっとり癒やしにしていたのです。
しかし、そんな幸せな日々は突然終わりを迎えます。
ある日、偶然社長に見つかってしまったのです。
社長「ひだまりのねこ君、これは一体?」
私「これを使って家を建てようと思いまして」
社長「そ、そうか、それでどこに建てるのかな?」
私「え……この辺り?」
社長「…………捨てなさい」
私「………はい」
という訳で、プリンスたちは私のお気に入り数本を残して、お星さまになったのです。
でも大丈夫! またすぐに溜まるから!!
皆さんも芯の強い人間になりましょうね!!