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9  冬は早朝

冬は早朝が情緒がある


そんな言葉がないくらいに忙しい年末、年始


慌ただしくて

バタバタしていると

寒さだけを感じる


分厚いコートやマフラー

帽子に手袋

日中にそんな装いで外に出て

わずかな柔らかい陽射しを感じる


道の向こう側の陽があたってる歩道に

移動して空を見る

そのくらいしか情緒が感じられない

早朝は、ただ寒いだけで


暖冬だったが急に寒波

まだこれから冷たい空気の中に



いつだったか、遠い昔の1月に

「春のような陽射しだ」

と言っていた人がいた


何十年前のこと

場所も会話も覚えている

彼にとっては春のようだった

私にとってはそうではなかった

せつなくて悔しくて哀しい場面シーン

寒さも何も感じることが出来なくて

時間が止まったようになった


ただ、彼の中でスッキリしたものがあって

横顔が陽射しを受けてるように輝いて見えた

その輝きは私に与えられるものではないから



1月は暦では「新春」

春という言葉に光や透明感を感じるが


体のセンサーはどうなんだろう


寒波がなくなっても朝は寒くて

ブルブルするのだろうか



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