3 面白いこと
先日はめったに行かない都内の区に用があり
片道1時間半くらいかけて行った
2回乗り換えても路線が2つか3つある
時間が同じくらいなら、と、運賃が安くなる方法をとった
最後に乗り換えてプラットホームで電車を待ってると
年配の女性が近くの女性に、
「成田行きは、ここでいいんでしょうか?」
聞かれた女性は自信がないので、私に
「私もこの路線は初めてです。さっき駅員さんに聞いたんですよ」
結局、年配の方も駅員さんに尋ねた
キャリーを持って熊本から車で16時間かけて息子さんに会いに来たらしい
気さくに話される
私には時々、こんなことがある
道を聞かれたり
美術館に行った時には
「この美術展は面白かったですか?」
それによって入館するかどうか迷われてるらしい
ただ、こればかりは映画や本と同じように
好き嫌いの問題があるので、うかつにこたえられない
めったに買わないが、たまたま画集を買っていた
「よろしければ、ご覧ください」
その方はペラペラ ペラペラ ふんふん、なるほど
結局、ご自分が予想していたものと少し違っていたようで
「ありがとうございます
今日の所はやめておきます」
そう仰って、戻ってこられて缶の飲み物を下さった
コミュニケーションが弱くなってる最近
私もアナログ人間、あるいは小学生くらいの子から見ると
「年配」に見られる年齢だ
こんな風に何かのきっかけで会話が出来る
そんなことは、まだ期待できるのだろうか
来たときは車を使われた女性
成田からどこに行くのか、聞きたかったが私の下車駅に
降りてから窓をみてると彼女は
立ち上がって大きく手を振ってくれた
こういう時間はとても好きだ