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4つの扉  作者: 小沢琉祢
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飯塚渡・桜11

水族館の中は思ったよりきれいだった。

クラゲを見て浮いてるなーというと、重量なさそうだから当たり前じゃない?と言われてしまった。

タコを見て動かないねと言うと置物じゃない?と真顔で言われて笑った。

大きな水槽の前で、壮大なものを感じて寂しくなった。

自然と手をつないだ。

「なんか、昔を思い出すなあ」

「昔?」

「そう。前もさ、この水槽の前で手をつないだ」

「そうだっけ?」

「もう、覚えてないの?」

「うそうそ、覚えてるよ」

「そっか」

「なんでかわからないけど、ここに来ると手をつなぎたくなるんだよなあ」

寂しくてという部分は恥ずかしくて言えなかった。

「ふーん…私もここに来ると手をつなぎたくなるよ。なんか寂しくて」

「あ…やっぱり?実は僕もそう。なんでか寂しくなる」

二人でくすくす笑いあった。







おかえりー。

家に帰ると玄関の前で若菜が待っていた。

「ただいま、若菜」

家の鍵を開ける。

あー楽しかったと言って家に入る桜の後を追って入ろうとしたけど若菜は入ろうとしなかった。

「どうした、若菜?」

あのね、お父さんだけに話があるの。

「何?言ってごらん」

お母さんには話したくないんだけど、時間貰える?

「分かった。ちょっと出かける?」

うん、帰って来て早々悪いけどお願いできる?

桜にちょっとコンビニに行ってくると言って、若菜とともに家を出た。


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