表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4つの扉  作者: 小沢琉祢
17/30

飯塚渡・桜1

「好きです!!付き合って下さい!!」

「いいよー」

「はへ?」

同級生の立花桜さんに告白をした。

今まで同じクラスになった事は1度しかなく、ほぼ見ているだけだった。

見ているだけで恋心が募っていって、卒業式の今日。

とうとう告白してしまった。

関わりなんて全くなくて、相手がOKしてくれるとも思ってなかった僕は、放心してしまう。

あれ?今、いいよって?いや、聞き間違えたのかもな…

「悪いけど、もう一度言ってもらってもいい?」

「だから、いいよって」

「え!?!?!?」

「何そんな驚いてんの」

「えっだって…え????」

「私も好きだって言ってんの。飯塚君のこと」

「…なんで?」

「なんでって…趣味が合うからかなあ…」

「でも今までちょっとしか話したことなかったよね?趣味の話もした覚えないけど…」

「ずっと見てたし、盗み聞きしてたの。てへ☆」

かわいい。なんてかわいいんだ。尊い。

そんな彼女と付き合えるなんて。

でもいいのだろうか?僕と彼女は釣り合うのか?

もしほかの男(暴力的な人)が僕の元へ来たらその時は終わりだし、文句を言われても返せないだろうしそれに…

「なーに黙ってるの?私が飯塚君のこと好きって知らなかった?」

そりゃもちろん。知らなかった。

「そりゃそうだよ、だってずっと見ていただけだったから」

「私もずっと見ていただけだったけど飯塚君が私のこと好きってことくらいは分かったよ?鈍感なのかな?」

「どうだろう…鈍感かどうかはよく分からないけど立花さんのこと好きなのは本当だよっ」

「じゃあ付き合おうよ。わたるって呼んでいい?」

「いいよっ!!!」

どうしようめっちゃうれしい。顔がにやけてしまう。

気持ち悪いとか思われてしまうかもしれない。手で口元を隠す。

「私の事も桜でいいよ」

「さ!?!?」

「何?恥ずかしいの?呼んでみてよ」

「さっささささッささくら!!!」

「めっちゃつっかえるじゃん。かわいいなあ…」

かわいい?僕が?んな馬鹿な。

「じゃあ私たち恋人同士だね。今後ともよろしく」

「よっよろしく!!」

高校最後の日。

僕たちは付き合いだした。

それから何年もたって結婚もするのだけれど。

そんなこと過去の僕が知るはずもなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ