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4つの扉  作者: 小沢琉祢
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上山清1

俺は悪魔の子だ。

そんなこと言ったら、厨二病みたいでなんか嫌だけど(厨二病ではないか?)とりあえずそういうことにしとこう。

何故かと言うと俺こと上山清かみやましんはどうしようもなく人の泣く顔とか絶望する顔が大好きだからだ。

本当にいつも見ていたいくらい好きだ。

だから人をいじめたりすることは当然だと思わないか?

それだけでなく、力もあるんだから不平等とはこういうことを言うのかなあとか神はいないんだなあとかうっすらと思うわけだ。

今は人を殴りつけている。

俺の言うとおりにできなかった奴はこうなる。

前に注意してきた先生を椅子で殴り続けたら救急車を呼ぶことになり、それはもちろん大事になったけど、それ以来先生も寄り付かなくなった。

かといって友達がいないわけではなく、多分俺を恐れているのだろう、表面上は多くの友達がいる。というか俺の学年の人はだいたい言いなりだと思っておくことにしている。

ああ、それにしても楽しい。

苦痛に歪む顔は見ていてどれだけブサイクでもブスでも可愛いと思える。

もっと殴りたくなる顔だ。

もう一発。さらにもう一発。

「ねえねえ、もう意識無くない?」

「え?あ、ほんとだ」

なんだよ。うざいなあ…もうちょっと楽しめるかと思ったのに。

「金貰って放置しとけばいいよね」

「いいね。あ、でもこいつ財布持ってないみたい」

「なーんだ、じゃあもう放っといて行こ。休み時間終わっちゃう」

そう言って歩き出す。金魚の糞みたいに友達がついてくる。

こいつを殴っても楽しそう。裏切られたって顔とかなんでって言いたそうな顔とか見てみたい。

でも我慢我慢。友達はいたほうがいいし、反乱みたいなの起きたら嫌だもんな。

全員でかかってきたらさすがに無理かもしれないし。

でもいいなあ…実際は怯えて僕のいう事聞くだけの道具だし、壊してもいいんじゃないあなあ…

いや、だめだだめだ。少しくらい我慢しないと。

頑張ろう。



帰宅して、ご飯を食べて、2時くらいになってそろそろ寝ようかなと思ったとき、偶然それに気づいた。

自室の扉の前に誰かいるような影と気配があるのだ。

「?」

こんな時間まで家族が起きている気はしない。

なんだろう?

扉を開ける。

「あれ??」

何もなかった。誰もいなかった。

おかしいな…確かにいた気がしたんだけど…

その日はそれで終わった。

でもその日だけではなかった。次の日も又その次の日もその影は現れた。

しかもだんだん近づいて。

部屋に入ってきて、触れようとすると消える。

この影の正体はなんだろう?

そう思ったけど、検索しても出てこなくて、あきらめて共同生活を始めるかとか思ったとき、ある噂を耳にした。

それは日常会話だった。

ドウコク様という都市伝説の話だった。




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