職業 魔王 雇用条件①
「はい?」
ビックリして、俺は変な声を上げてしまいながら、考えていた。
何を言っているんだよ、このおばちゃん。。。まてよ、これって、ライトノベルの鉄板ネタの異世界への転生と、チートありの美女いっぱいのハーレム、ここから俺の無双が始まるのかぁ。
と、僚が思っていたら。。。。
ミカエ様と言われたおばちゃんが
「話をしても良いかな?まぁ、お主が考えている内容であまり間違いはないが。。。。聞いておるか?」
「ん、はい!聞いてますよ。」
俺は話を半分しか聞いてない状況だった。
「では、説明を続けるが、長い話になるからコーヒーでも飲みながら聞いてくれ。」
と、言った瞬間に俺の前に、熱々のコーヒーカップがあった。
「あー、毒など入ってないから安心して飲みなさい。」
フィーロの腕から出ようにも出れず、俺の頭の上にフィーロの爆乳が乗っている。俺が動くと爆乳も揺れた。
「僚くん、私がコーヒー飲ませてあげようか?」と、満遍の笑みで言われたが、自分の自尊心がなんとか勝ち
「自分で飲めます。」と言うと、フィーロは、残念そうに
「そうなの?無理しなくていいのよ?」と、言ってきた。
熊さんのぬいぐるみの手を使い、上手くコーヒーを一口飲んでみた。それは、俺がいつも行く「鯖トラ」と言う奇妙な名前と、可愛い女性スタッフと、いつもヒョウ柄の服を着たパンチパーマとおばちゃんパーマの中間の髪型の女性店長がいる喫茶店で俺がいつも飲むモカブレンドの味がしたのをビックリしていると、
「では、話をするかねぇ。先ほど言ったが、僚くんには、魔王になってもらう。だが、今から行く世界には、既に魔王がいる。そと魔王を倒して新しく魔王になってもらいたい。」
「俺が魔王を倒して、新しく魔王になる?倒して、平和になりました。では、ダメなんですか?」
「まあ、過去の魔王はそのようにしたし、そのようにしないと、世界の摂理が動かないのはあったんだが。。。。それには、2つの問題をある!」
「問題ですかぁ」
「うむ。今の魔王が単なるエロ親父で、さっぱり魔界経済が破綻しかけている。優秀な女性部下がみんな逃げている。まぁ、今はもういない。さきほど死んだ。それなりに強かったが多勢に無勢だったかなぁ。さきほど、死んだ理由が勇者に倒されたからなんだが。。。。。」
「鉄板通りで、何が問題ないじゃまですか?」
「まぁ、それだけならこう思うのだが。。。勇者の数が多いのだよ」
「多いと、いっても、6人パーティーとかではないと?」
「実は、勇者が30人いるんだよ」
「30人??そんなにいるパーティーって、ゲームのギルドやクラウンの戦闘では?」
「純粋に勇者だけだ。その取り巻きがとっといてなぁ。70人ぐらいかなぁ」
「はぁ?100人パーティーって。。。。。」