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魔王と勇者御一行さま  作者: でぃろっく
1/3

勇者が多いと魔王は大変?

「バタン!」


扉が勢いよく開いた。


その扉が開いた部屋は、広く扉の反対側には、階段がありその先には、立派な椅子に座った者がいるだけの殺風景な部屋だった。


1人の少女が蹴りながら入って来た。その少女の姿は、長い髪をポニーテールにして、白銀の鎧に身を包み、神々しい剣と盾を持ち、よくゲームでする女性勇者にそっくりだった。そっくりではなく、女性勇者だった。


透き通る高い声で、少女勇者は叫んだ!

「さぁ、魔王よ!貴様を倒して世界平和にするんだ!覚悟しなさい!」


立派な椅子、玉座に座る魔王と呼ばれた者は、目の2箇所が開いた黒いお面を被っており、足を組み、頬杖を付きながらいたが、すっと立ち上がり少しの間を空けて、静かに低い声で魔王は言った。


「ふぅ〜、やっと来たか。。。。。


でもなぁ、普通さぁ、勇者のパーティーって、多くても6人でないのか?


なんで、勇者のパーティーが30人に、その他お付き人がいっぱいの100人で1人の魔王に攻めてくるんだよ〜。大体、まだ勇者パーティーの人来るんかぁ。多すぎないかぁ?え〜、ハルスケ?」


最後は魔王の叫びとなっていた。


テヘって、女性勇者は可愛く

「あっ、やっぱりぃ?多いよねぇ?これだとここで戦うのって無理かなぁ?弱い者イジメみたいになっちゃうかな?。。。。。。」


その後、女性勇者はさっきの雰囲気と変わり、驚いたように


「って、な、な、な、なんで魔王が。。。。あ、あ、あの人と同じように、私を呼ぶのよ。。。。」



魔王と呼ばれた仮面の者は、仮面の下で、

「ヤバっ」と冷や汗を流していた。。。。


だって、これは、仕組まれたラストボスの戦いであり、この先の戦いの後が問題なんだよと、魔王は思っていた。

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