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幻想と幻糸  作者: 春風
命再び
8/26

街へおでかけ-余談-

実際、無くてもよかったような回。

でも書いたしなあ……って。

一応、基礎知識みたいな感じでどうぞ。

夜。


ケルピットの夜は昼間の喧騒と打って変わってとても静かである。

人通りも少なく、照明の数もまばらである。

そのうちの一つの灯りの下に若い女性と年配の女性が二人。

二人は寛いでいるようだ。


「あの子、来ますかねえ」

「来るさ、必ず」

ただ何を持ってくるかはわからないがねと言いつつ外に目を向ける年配の女性。


「もしかしたら、とんでもないもの持ってきたりしてな。魔糸とか」

「魔糸?ですか」

「おや、この店に居て知らなかったのかい。」


驚いた様子で若い女性に向き直す年配の女性。


「まあいい、教えてあげよう。」


 魔糸、それは魔素で作った綿を紡ぎ、糸にしたもの。

魔素自体エネルギーそのものであり、目には見えない。見えるのは作った人だけと言われている。


「[言われている]?ですか」

「わしも見たことは無い。何せ見えるのは作った人だけと言われているくらいだからね。

綿から糸に紡ぐのにそれなりの綿の量が必要だ。

その綿の量を魔力で全てやっていると考えると操作の精度と魔力量が多くないと出来ないだろうね」



 魔素は蒸発していくものだから。


そう言って再び外へ目を向ける年配の女性。




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