表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

第六話

カチ、カチ、カチ____。


時計の音でも、電子音でもない。


まるで歯車の狂ったオルゴールのような、不吉な音がこの空間を支配した。


そのとき、静寂のなかで、扉の開く音に空気が揺れた。


その場にいた全員の視線が、部屋にひとつの扉に集中する。


扉の向こう側から顔を出したのは、いつの間にか姿をくらましていた執事であった。


「……以上で、本日のご案内は終了です。以後は、この館の中でご自由にお過ごしください。ただ、明日の午前十時には、必ずご自身のお部屋でお待ちください。私が順に訪ねますので……どうか、それまでに“覚悟”を整えておいてくださいね。」


執事は璃愛たちにそう告げると、感情のこもっていない機会のように不気味に、小さく笑った。


全身の身の毛がよだつのを感じる。


またもや、気がつけば執事の姿はそこから消えていた。



───その後は各自解散となり、璃愛は恐怖に脅えながら、その場を後にする。


そのとき、カーテンの締め切られた窓の向こうから漏れる光が、にわかに暗くなったような気がした。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ