不能治療院
勃起不全は男の深刻な悩み。それを解決するアングラ治療院の話
かなり前、今で言う「ソープランド」が「トルコ風呂」と言われていた時の話である。
東京巣鴨の裏通りで夫婦でひっそりと勃起不全に悩む男性の治療を行っている所があった。
今の巣鴨は裏通りでも華やかだが、当時は閑静で人通りもまばら。
内容が内容だけに表に看板を出さず。成人向けの三文週刊誌の広告の片隅に
「○○治療院、不能の悩み受付ます。☎○○○○」と小さな字で申し訳程度に書いてある。
所詮、成人向け三文週刊誌で、しかも片隅での小さな広告。大抵の人は見もせず相手にしない。
しかし、当時は今の様なバイアグラ等というものはなく、また若い男性にとっては勃起不全は
深刻な悩みであるにもかかわらず、内容が内容だけに誰にも相談する事が出来ないジレンマがあった。
勃起不全に悩む男性はこの小さな広告を見て、祈る様な気持ちで、恐る恐る電話。
電話の相手は親切な女性が対応してくれたので男性は一安心。
そして丁寧に治療院の場所を教えてくれる。
電話で教えられた場所に行くが、そこは全く特徴も無く、関心の無い人にはごくごく平凡な街並み。
建物も平凡で、ただ表札に小さく「○○治療院」と掲げてあるだけ。
入口で予約した旨を伝えて中に入る。
中は小さな個室で、出てきたのは院長と名乗る物静かで白衣を着た大人しそうな中年男性
治療を受けに来た男性客は安心して院長に悩みを打ち分けると、早速治療開始。
まず、頭だけ出すボックス型の蒸し風呂に入れられる、そして体全体を蒸されてリラックス状態に。
たっぷり蒸し風呂を浴びてからバスタオルを腰に巻いて、次は臍の周りに
太いガーターベルトの様な物を巻きつけられる。このガーターベルトは機械式でガタガタと腰の周りに
振動を与える。
蒸された体にこの振動で男性は下腹部に何やらの今までに無い違和感が。
その後、院長に促されてバスタオルを腰に巻いたまま小さなマッサージ室に入り、
マッサージ台に俯せになると、院長に背中全体にツボを得たマッサージ。
正に気分爽快。暫くマッサージした後、院長は「このまま暫くお待ちください。」
と言い残して、部屋の照明を落として部屋から出ていく。
入れ替わりに今度は白衣を着た女性が入って来ると、部屋の照明を薄暗いネオンムードに変える。
この女性は院長の内妻で以前は「トルコ風呂」今で言う「ソープランド」に居たとのこと。
当時こうした女性を「トルコ嬢」と言っていた。
白衣の女性は彫の深い顔立ちで日本人離れして、院長とは不釣り合いな美人で年も一回り若い。
男性はビックリするやら、オドオドするやら。
不能に悩む青年はシャイな者が多く、治療箇所も微妙な故、初めから女性が相手にするわけにいかず、
まずは男性の院長とコミュニケーションをして気分を和らげておく必要がある。
それだけ気を遣っていても不能で女性経験の無い男性はオドオドしてしまう。
一応治療だから、仕方がない、と言えば、仕方がない。
白衣の女性は青年を仰向けにすると腰の周辺に巻いたバスタオルの上から微妙なマッサージ。
女性の手は次第に下腹部から下へ………。この時、男性の男性器は今までに経験した事の無い何かが。
そう、何故か己のイチモツが硬くなっていくのだ。
腰に巻いたバスタオルは既にほぐれて青年の男性器が見え隠れになっている。
仰向けの男性は恥ずかしさでしどろもどろ。
そもそもこの治療を受けに来る若い男性は女を知らない童貞が殆どである。
それが、年上の美人の前で半裸の姿を晒されて平静でいられる訳が無い。
女性はその有様を気にも留めず、青年の下腹部をマッサージし、時々さり気なく男性器にタッチ。
そして男性器が硬くなったのを見届けると、白衣の女性は
「はい、今回はこれで終了です。お疲れ様でした。また次回いらしてください」
若い男性は何かモヤモヤした気分、それ故に次回も予約して行く事に。
ここで「トルコ風呂」について少し語ろう
トルコ風呂は、個室に浴槽とボックス型の頭だけ出すスチームバスとマッサージ台を備えている。
そこに女性コンパニオンが付いているが、初期のトルコ風呂は健全そのもの。 コンパニオン女性はプライドも高く、浴室では男性の背中を流すだけ。
男性客は体の前は勿論の事、その他の部分は自分で洗う。いわんや、大事な部分を女性コンパニオン
の眼に晒すことはない。
スチームバスの後のマッサージも大きなバスタオルを腰に巻いて女性コンパニオンに背中を
重点的に本格的なマッサージ。それ以外は無い。ところが、ところが、…………いつの間にか
女性コンパニオンは男性客の背中を流すのみならず、前を洗い始める。前を洗う時に動かす手で
男性器に自然な形でタッチすると、男性器はみるみるうちに大きくなる。
初めての男性はこれだけで「ボーッ」としてしまう、その後女性コンパニオンは手にたっぷり
と石鹸をつけて大きくなった男性器の包皮を根本まで「グイッ」と剥いて綺麗にしてくれる。
大抵の童貞君は、これだけでボーッとしてしまい、中には放出してしまう者もいる。
その後、浴槽に浸り女性コンパニオンに体を拭いてもらってからマッサージ台で俯せになり
バスタオルの上からのマッサージ。
そして仰向けにされる。この段階でバスタオルに隠れた男性器はタオルを突き上げるのがあからさま。
女性コンパニオンは胸から下にやんわりとマッサージをしながら動かす手を時々さりげなく
バスタオルを突き上げている男性器にタッチして更に欲望を掻き立てる。
マッサージがおわると「スペシャルします?」と声をかけられる。
男性はもはやトルコ嬢の言いなり。こんな状態でマッサージだけで終わる男は皆無。
料金を決められトルコ嬢の柔らかな手で男性器は放出ダウン。
このトルコ嬢によるスペシャルは実に奥の深い快感で並みの女性とは雲泥の差。
独身時代にトルコ風呂経験をしている男性の中には、妻とのセックスに満足せず、 妻に内緒でトルコ風呂に行きスペシャルサービスを満喫する男性も多い。
トルコ嬢曰く…個室に入っきて服を脱いだら、もう勃起、こんな人は大歓迎。
マッサージ台で仰向けにすれば、もうこっちのもの。
男は完全に私の言いなり、気分爽快。なんともはや…
2回目の来院時は、院長はおらず、直に白衣の女性がお相手。そのまま蒸し風呂へ。
蒸し風呂から出ると白衣の女性にバスタオルを腰に巻いてもらう。
初回の時はかなり大きめのバスタオルを一人で巻いたのに、今度のバスタオルはかなり小さい。
男性器がやっと隠れるていど。バスタオルを巻きながら女性は男性器をさり気なくタッチ。
「次はマッサージ室へどうぞ」
そう言うと女性は萎えている男性器を掴んで男性をマッサージルームへ引いて行くではないか。
青年は驚きの連続である。もはや観念して女性のなすがまま。
そして前回のガタガタするガーターベルトの工程は無く、直にマッサージ室に行き、
白衣女性に俯せにされマッサージ。これは申し訳程度で直ぐに仰向けにされる。
小さいバスタオルでは男性器を完全に隠す事は出来ない。
白衣女性はそんな事は気にもせず、仰向けにした男性の感じやすい腰の周辺を
微妙な手つきでマッサージ。男性器には今までなかった硬直感が。
なな、なんと勃起しているではないか!生まれて初めての経験だ!
すると女性は男性に背を向けて男性の体にお尻を密着させてマッサージ台に腰を下ろす。
いつの間にやら男性器を覆っていたバスタオルを剝ぎ取ると、ローションを手に塗り
勃起した男性器を優しく包み込む。
「ウワ~!」 男性は生まれてこの方、こんな経験などした事がなかった。
背を向けた女性は、自分の背後から胸を触らせるべく、男性の手をにぎって自分の胸に誘う。
それと共に女性の柔らかな手による男性器への微妙なマッサージ。
この女性は「トルコ嬢」としての経験がかなり長い。
当時のトルコ風呂は女性のマッサージのあとスペシャルサービス、通称「おスぺ」
と言って女性の手による別料金の男性器への手扱きサービスで男性客は射精して昇天。
そもそもトルコ風呂でマッサージだけの男は居ない。
当時は売春防止法が施行されてかなりの年月を経ているとはいえ、売春行為にはかなり厳しい、
今の様にざる法ではなかった。だから男の欲望を発散するには、自分の手でする仕方がない。
それではあまりにも味気ない。唯一合法的に処理できるとしたら、
トルコ風呂と呼ばれるスチームバスへ行き、トルコ嬢と呼ばれる女性のマッサージを受け
その時に内緒で別料金の「スペシャル」と言うトルコ嬢の手で男性器の手扱きサービスにより
欲望を放出するのが公然の秘密であった。
いくらでも欲望の発散出来る場所がある現在と比べると、当時の男性は本当に可哀想。
当時のトルコ嬢は最低でも1日に2人、人気の売れっ子は5人以上の男性客のお相手。
トルコ嬢は週に3日から5日出勤するので、1カ月では10数日から20日出勤。
1日3人お相手として、1カ月約50人、1年間で数百人の男性客が、
トルコ嬢の手の中で欲望を放出しているのだ。
今、この治療院に居る白衣の女性は4年近く何箇所かでトルコ嬢をしていたので
彼女の柔らかな手で「おスぺ」欲望を放出した男性客は優に延べ2000人以上!
つまり2000本以上の男性器が彼女の手によって射精されているのだ。
女遊びが激しく、滅多な刺激でも昇天しない男でも、
彼女がいるトルコ風呂で、彼女の「スペシャルサービス」
を受けると、瞬く間に昇天して白濁した液体を放出。まさに彼女の男性器扱いは神技。
今、この台に仰向けにされている若い男性は女を知らない童貞。
勃起不全でも彼女の手扱きに耐えられる訳が無い
仰向けの男性は白衣女性の柔らかな胸を必死に掴んでいると、女性の神技の如く指裁きで
一気に昇天してなんと生まれて初めての勃起射精。
女性は暫く男性に胸を触らせて余韻を与えてから、
「これで治療は終わりました。おめでとうございました。」